僕はスワローズを好きになる

Sports Graphic Number 1047
「ヤクルトスワローズは好きですか?」と聞かれて「はい」と答えた経験はないんですけど「じゃあ嫌いですか?」と聞かれたらそうでもない。なんかねえ、昔から不思議とすごく気になる存在なんですよ。






ヤクルトスワローズの記憶は……「タブチくん」から?

いしいひさいちさんの漫画「がんばれ!!タブチくん!!」は言わずと知れた元阪神タイガース、西武ライオンズのプロ野球選手田淵幸一さんをイメージして書かれたマンガですが、田淵幸一さんの大学時代のライバル安田猛元投手(2021年没)がヤクルトスワローズ所属だったこともあって、ちょいちょいヤクルトスワローズの話題も出てきたんですよね。安田さんはじめ広岡元監督とか応援団長だった岡田さんとか。田淵さん、安田さん引退後も野球の話題は度々書かれていて、後年は広沢さんや池山さんもよく登場していました。懐かしい。





今読んでもスゲー面白いんですけど残念ながらもう手に入らないんですよね……一時期ブックオフなどの「大型コミック」コーナーに通って収集していたことがあって、それで何冊かは持っていますがネットで見つけるのは難しいかも。。



Number最新号でヤクルト特集

そんなヤクルトスワローズがSports Graphic Number最新号で特集されています。





今期の最新チームが特集されているのはもちろん、これまのでチーム状況も振り返っててそれもまた良いです。ヤクルトスワローズの歴史を振り返るっていうとどうしても野村監督時代の「黄金期」にスポットが当てられがちですが、嬉しいのはその前の関根監督時代や応援団長だった故・岡田正泰さんのことも特集記事で振り返ってくれていること。

特に岡田正泰さんについてはなかなか特集を目にすることがないしきちんと知らなかったので(いしいひさいちさんの絵の方が印象にあるぐらい)、とても興味深かったです。

いしいひさいさんの描く岡田さん


実際の岡田さん




泣ける。


この動画が投稿された2008年当時は「今は大人しい」「あんまり応援がいない」というコメントが散見されますが、Numberの特集を見る限り今はそんなことも無いようで。もちろん昨期優勝したからということもあるけれど、今またすごい良い雰囲気に見えるんですよね。今までも悪くはなかったけどどこか停滞していたのが、また明るく見えるというか。村上とかその象徴ですよね。



僕はスワローズを好きになる

Numberの特集を読んでいてなんかそんなことを思いました。今なら「ヤクルトスワローズは好きですか?」と聞かれて「はい」と答える自信があります。まあ、岡田さんのように応援するほどではありませんが……(笑)今年はいつも以上にヤクルトスワローズを気にしながらプロ野球のニュースを眺めたいと思います。