エンジニアのお仕事
フリーランスのお仕事
今参画しているプロジェクトの契約終了を決めたのは良いものの、なかなか次の仕事が決まらず難儀しております。なんでしょうね。経歴の受けは良いし面談時の現場の人の受けも良いんですけど、なんでか「他候補者様との総合的なご判断により」とか言われて断られてしまうんですね。先日なんて先方からこちらの経歴を見て大絶賛で面談を申し込んできて、面談もかなり良い雰囲気で進んで、面談後の担当者を通した感想も大絶賛で「念のため社内の会議を通す」とか言われて期待していたのに、蓋を開けてみたら、
鈴木様のスキルについては申し分ありませんでしたが、社内で検討させていただいたところ、コスト面やプロジェクトの進め方・弊社からの作業指示がスムーズに行えるかという懸念がございました
全部で10人しかいない会社の5人しかいない開発部のトップ2人が出てきて面談して絶賛して帰って、社内会議でNGって完全に社長の一言やんけ。面談出てこないやつがそんなこと言うぐらいならお前が出てこいよ。どうなってんねん。
……とまあそういう事例もあるわけですけど、基本的にはコストが上がっていることを受け入れられずに、出来れば経験が多少足りなくても安く使い倒せる人材の方が嬉しいという会社さんが多くて上手くマッチしないということみたいです。肌感ですが。参画させて貰えればゲームチェンジャーになれる自信はあるんですけど、そういう人を求めている会社ばかりでもないということなのですよね。
まだまだ面談予定はあって来週も2件あるんですけど、契約終了まであと2週間あまりなのでそろそろ決まって欲しいなあ。手応えがある面談が続いているだけに歯がゆい。うーむ。
その他のお仕事
その他のお仕事としては引き続き以前勤めていた会社からのメンテナンス系依頼を受けています。稼働時間がなかなか確保出来ないことから大型の新規開発案件はお断りしてるんですけど、社長から「開発を受けられないのはわかっているんですけど、開発担当がまったく雇用出来ずに行き詰まってるので相談だけでもさせて欲しい。リモートじゃなくリアル面談で」という相談を受けたのでちょっと話してきました。コンサルやん。人件費が上がってるんですよね
社長的にはまだまだ投資したいことは色々あるらしいんですけど、雇用するにせよ外注するにせよどうしたらいいかわからんと。以前外注してお金と時間がスゲえ掛かったトラウマがあるからか、なかなか踏み切れないんだと思いますが、外注に関する知見はあんまりないので概要をアドバイスするに留めつつ、雇用に関しては直近3年ぐらいのざっくりとした相場観をお伝えしました。会社の「採用情報」に掲載しているような人物(リアルに週5日常駐出来て上流から下流まで全て出来る意欲ある若手)を雇用しようと思ったら、思ってる額の3倍は出さないと獲得出来ませんよということをお伝えしつつ、現実的にはその6割ぐらいでPM雇って2人ぐらい委託契約で雇えばプロジェクトは回るんじゃないですかね(現在の想定コストの4.5倍ぐらい)という話を。超適当な試算
- スーパーな人を1人雇う …… 100万/月 × 12ヶ月 = 1,200万
- PM1人+PG2人 …… 60+40+40/月 × 6ヶ月 = 840万
月あたりのコストは掛かるけど、スーパーな人を1人雇って全部任すよりは期間は半分ぐらいに減って全体のコストも減るんじゃないでしょうか。
我々的には正当な評価だと思っています
IT業界ないしはIT関連プロジェクトとしては、最近コストが上がりまくって大変ということになるのかなとは思うんですけど、現場の我々からすると技術を持った人間が正当に評価される時代がようやくやってきたという感覚です。今までは技術がありコミュニケーション能力がある何割かと、大手企業にジョイン出来た人間だけが転職して高い報酬を得られたと思うんですけど、そういう手順を踏まなくてもポートフォリオさえしっかりしていれば持っているものを評価して貰えるようになってきたんじゃないかと。ただねえ、、ぶっちゃけ日本のIT人材の人件費というのはとっくに中国や韓国や台湾に抜かれていて、技術力や語学力的にも恐らく抜かれている。一方で東アジア以外の人件費が安い国、例えばベトナムとかフィリピンとかについてはまだまだ技術力が不足している。そういった国々との比較で日本国内向けには割安感があってかろうじて今、選ばれてるという側面もあると思うのですよね。巷に溢れる「にわかエンジニア」で技術力が水増しされたり過大な人件費を要求したりして油断してると、そのうちベトナムなんかにもあっさり抜かれて路頭に迷うことになりかねないと思うので、日々しっかり技術力を積み上げていくのが結局は大事だと思います。
技術者続けるのもツラいッすわー。仕事自体は楽しいんですけどね。