大谷翔平選手が存在していることが日常になりすぎてその「異常性」が正しく認識出来なくなっている現代地球人

大谷翔平
昨日の試合もすごかったです






昨日の活躍

今夏のオールスターに初選出された右腕マノアとの息詰まる投手戦だった。初回2死一、二塁のピンチを切り抜けた大谷は2回を3者連続三振に。3回2死二塁から11者連続凡退と危なげない投球を展開すると、1点リードの7回1死一塁ではチャップマンを空振り三振、タピアを中飛に仕留めて7回まで投げ抜いた。

 対するマノアも7回まで4安打1失点8奪三振と快投。こちらも105球の力投だったが、投げ合いでは大谷に軍配が上がる形に。両右腕の投手戦に、カナダメディア「トロント・スター」のコラムニストを務めるマイク・ウィルナー記者は「私たちは今日、アレク・マノアの壮観なパフォーマンスを見たが、ショウヘイ・オオタニはそれ以上に壮観だった」とツイートし、マノア以上の投球を見せた大谷に脱帽だった。

大谷翔平、109球力投は「壮観だった」 7回零封9奪三振に敵地カナダメディアも脱帽 | Full-Count


大谷翔平選手が先発し、7回を投げて相手チームを無失点に抑えて勝ち投手になりました。相手投手はオールスターにも選出され、ここまで12勝(7敗)をあげているトロント・ブルージェイズのエースです。勝利数ではリーグ3位タイ、防御率ではリーグ4位。24歳とまだ若く実質2年目の選手ですが既にMLBを代表する投手になりつつある、そんな好投手です。

ここまでだと、大谷翔平選手はそんなMLBのトップ選手と肩を並べるぐらい素晴らしい投手なんだという結論になります。全盛期の野茂英雄さんや松坂大輔さん、黒田博樹さん、現役であればダルビッシュ有投手といった一流投手と同じぐらいの素晴らしい投手だということになるわけですが、一方でこの「投手」は昨年46本のホームランを打っています。今シーズンもここまで27本。昨年ほどは打てなさそうですが今年も30本は超えて来そうな勢いです。



トップ投手の打撃成績

比べるのは失礼かも知れませんが、マノア投手の打撃成績は2年間で1打数ノーヒット(アメリカンリーグはDHがあるので投手は通常打席には立たない)。ナショナルリーグでは、防御率トップのトニー・ゴンソリン投手が通算30打数7安打で打率.233、勝利数トップのカイル・ライト投手が9打数1安打で打率.111でホームランはいずれも0本です。

いや、これが普通なんです。大谷翔平選手が異常なんです。大谷選手の今シーズンここまでの打撃成績は、453打数118安打、打率.260、ホームラン27本。MLBの最高選手と比較すると少し数字は落ちるかも知れませんが、それでも大谷選手の打率は現在アメリカンリーグ33位、ホームランは5位。そもそも投手として出場していて規定打席に到達するのが普通じゃない。もし投手として規定投球回に、打者として規定打席に同時に到達すると史上初だそうです。


ベーブ・ルースは「規定打席」と「規定投球回数」を同時にクリアしたことはなかった。ルースだけでなく、1901年にア・ナの二大リーグ制になって以降、MLBでこの2つの基準を同じ年にクリアした選手はいない。

それ以前に遡ると1883年にニューヨーク・ジャイアンツのモンテ・ウォードが打率.255(380打数)でナ・リーグ69位に、防御率2.70(277回)で14位にランクされるなど規定をクリアする「二刀流」が散見される。19世紀のMLBはまだ投打が明確に分業化せず、ローテーションも確立されていなかったのだ。

大谷翔平が今季「規定打席」と「規定投球回数」を同時にクリアすれば、MLB史上初めての偉業達成と言ってよいだろう。ちなみにウォードもルースも野球殿堂入りしている。

大谷翔平が挑む規定打席&規定投球回のWクリア 過去MLB、NPBで達成した選手は?|【SPAIA】スパイア


両方でチームトップというのでもなんと146年ぶりだとか。


データを専門に扱う米国のスポーツテクノロジー会社「スタッツ・パフォーム」の「スタッツ・バイ・スタッツ」のツイッターによれば、同一シーズンで打席数とイニング数でチームトップに立った選手は1876年のジム・デブリン(ルイビル・グレイズ)以来。このまま投打でチームトップのまま、シーズンを終えれば、146年ぶりの快挙となる。

大谷翔平に146年ぶり大記録の可能性 打席数&イニング数でチーム単独トップ | Full-Count


いやあもうそれほんとなんなんだそれ。



怪我だけはしないでね

そんな空前絶後な活躍を続ける大谷翔平選手。毎日楽しみに試合を見ていますが、健康だけには気をつけてねと常に願ってます。将来ものすごい成績を投手、打者の両方で残すかも知れない、来年FAを取得して年俸がすごいことになるかも知れない……といっても怪我してしまったそれは実現出来ないし残念すぎる。スポーツ選手が怪我をしてしまうのは悲しいけれど避けられないことでもある、
いつもならそう思えるんですけど、大谷選手についてだけは……なんとか怪我せずにキャリアを全うして欲しいそんなことを思います。もう既に1回肘にメス入れてるんだしなあ。。


現代に生きる平凡な地球人に出来ることと言えば、それぐらいです。


いやあ、ほんとすごいっすねえ。