この記事の話
40代以上のドライバーが自動車教習所で教わったハンドルを握る位置は、10時10分だったはずだ。しかし今は9時15分、ハンドルの中心から水平位置にあるスポークとリムの交点に親指を掛けるようにして握るのが主流となっている。これが最も合理的なハンドルの使い方だからだ。
ハンドル握る位置、昔10時10分、今9時15分のワケ:高根英幸 「クルマのミライ」(1/4 ページ) – ITmedia ビジネスオンライン
(中略)
しかしEPS(電動パワーステアリング)が主流となった現在、操舵力は軽減されており、操舵角を保持する力も以前よりずっと少なくて済む(EPSの場合、細かな調整が可能なため)ので、引いて操舵するのではなく、押して操舵する方法が主流になったのだ。
(中略)
9時15分位置に親指をかけると、腕の重さが軽減されて握る力も少なくて済むので楽になり、肘も曲がっていればそこから伸ばすのは自然なので操舵力が少なくて済む。さらに押して操舵することにより身体がシートに押し付けられて、コーナリング中の身体が安定する。これらは大きなメリットだ。9時15分グリップのメリットは、それだけではない。
筆者も実践しているから分かるのだが、シートとハンドルの位置を自分の体格に合わせて9時15分グリップを実践すると、直進状態でも身体がシートに自然に押し付けられる。背中でも体重を支えることになるので腰への負担が少なくなる。
身体が疲れにくいだけでなく腰痛予防にもなり、安全で快適な走行が続けられる。走行時間や距離が長くなるほど、正しい運転姿勢の効果が発揮される。
言っていることはわかるので、記事の主旨には異論は無いのですけど、「9時15分」て左右対称じゃ無いんですよね。細かいこと気になってすみません。
9時15分の時計の針
こんな感じです。左右対称じゃ無いですよね。ハンドルって左右対称に握りますよね。なので正しいハンドルの握り方は9時15分じゃ無いんですよ。
正しいハンドルの握り方は9時14分
こうです。同じぐらいに見えるでしょ?
角度を計算してみましょう
9時15分の時の時針の角度は、0時を0度としたとき、-82.5度です。一方で分針は90度。その差は7.5度で、まあ結構あります。9時14分の時の角度は、時針が83度、分針が84度。その差は1度でほぼほぼ左右対称です。1分で6.5度も変わってしまうので、9時13分だと左は5.5度。9時14分10秒ぐらいがちょうどぴったり左右対象かも知れませんね。
正直言って「従来の教習所の教えより若干下目を持ちましょう」というのが主題なのでそれが「9時15分」だろうが「9時14分」だろうがどうでも良いことなんですけど、理系はそういうどうでも良いことが気になってしまうんですよねえ。。
ちなみに:この画像は
こちらのサイトで作成しました。このページでは、アナログ時計のイラストを作成し、png形式の画像をダウンロードできます。
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