オミクロン株「BA.5」への置き換わりだそうです
東京都内では、感染の増加に影響していると考えられているオミクロン株のうち、感染力がより高いとされる「BA.5」に置き換わりが進んでいます。
第7波オミクロン株 BA.5の症状は 病床使用率上昇の東京都が医療強化 | NHK
都のモニタリング会議での報告によりますと、「BA.5」の疑いがあるウイルスの割合は、6月27日までの1週間で33.4%を占めていたということです。
また新作ですってよ。
実際には変異株ってのは発見されたけど流行しないものもたくさんあって流行に至るのはごく一部らしいですけど(つまり変異自体はそれほど頻繁に起きているってこと)、世界のどこかで流行し始めた新しい変異株が即座に世界中で流行る辺り、グローバル化された世界を実感しますね。すごいなあ。何千km離れてると思ってんねん。
んで、その「BA.5」がどれぐらい凶悪なのかですが、
国際医療福祉大学 松本哲哉主任教授
第7波オミクロン株 BA.5の症状は 病床使用率上昇の東京都が医療強化 | NHK
「これまでの変異株とどの程度症状が違うのかは難しい部分もあるが、全体の傾向として熱が高めに出やすい人が多く、のどの症状が強めに出たり、せきが出たりするなど、やや今までとは違う症状が出ていると感じる。
感染力が強いだけでなく免疫を避ける能力も高いので、ワクチンを接種した人でも感染しやすい面がある。一方、重症化しやすいかはまだわからないが、現在はワクチンの効果もあり重症化率は低く抑えられているのではないか」
感染力が強くかつ免疫を避ける能力も高いので感染者が増えるのは止められなさそうですが、現段階では過去の変異株と比べて重症化しやすいという特徴はなく京都府の病床使用率を見てもかなり低い水準で留まっているように見えます。
もっとも6/20(月)の病床使用率7.3%に比べて3週間後の7/11(月)の病床使用率は21.9%と3倍になっており、予断を許さない状況ではあるのですが……(第6波のときの最高は2/27の75.2%)。
京都市の状況
6月の間だいぶ大人しかった新型コロナウイルス新規感染ですが、7月に入ってから確かに増加に転じており、現時点で既に3月末ぐらいの水準に戻ってきています。
「第6波」ほどではない?
ただ増加の割合を見てみると、第6波のときの初動が激烈だった(1/12→1/26の2週間で5.6倍に増えた)のに比べると若干緩やかなのかなという印象はあります。もちろん第5波以前に比べれば十分に多いんですが。改良ワクチンの現状
僕個人的には4回目を打つこと自体にはまったく抵抗はない(打つことで重症化しない、自由に外出・旅行が出来るというなら喜んで打ちます)んですけど、全く同じワクチンを4回も打ち続けるのもそれはそれで進歩がないなとも思います。ワクチン供与開始から1年が経つわけですし、もうちょっとなんとかならんか。そろそろアップデートがあってもいいと思うんですけどね。一応改良ワクチンは準備されてるみたいですが、日本で供与されるのはいつになることやら。
[ニューヨーク 25日 ロイター] – 米製薬大手ファイザーと独ビオンテックは25日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株に対応するよう改良したワクチンについて、ブースター接種(追加接種)によって同変異株に対する免疫反応が高まったと発表した。
米ファイザー改良ワクチン、オミクロン株への免疫反応改善 | ロイター
従来の新型コロナウイルスおよびオミクロン変異株の予防を目的に開発された新しいワクチンについて、米バイオ製薬モデルナは22日、オミクロン変異株2種に対して強い抗体反応を生み出すことが確認されたと発表した。
新型コロナとの戦いに転機、モデルナ新ワクチンのブースター接種でオミクロン変異株への強い抗体 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
感染力の強いオミクロン変異株による感染者の増加が懸念されるなか、同社は来月、2022年7月に新しいワクチンの提供を開始する予定だ。
今の生活を維持しつつどこまでやり過ごせるか
正直な気持ちを言うと、せっかく普段の生活に戻れそうになってきたところなのに、今さら自粛期間中みたいな生活に戻れるか!
なんですけど、こればっかりは僕がいかにそういう気持ちであったとしても流行の風向きはコントロール出来ないわけで、コントロール出来ないことに対してストレスを感じても仕方ありません。もしそういう流れに進むのであれば、諦めてそれで粛々と過ごすしかないですね。
せっかく3年ぶりの沖縄旅行を予約したところなので(9月予定)、それまでにはなんとか収まって欲しいと願うばかりです