「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2022年6月のデータを掲載)

国会議事堂
内閣支持率のグラフを更新しました






使用データ

NHK世論調査 内閣支持率 | NHK選挙WEB



内閣支持率



54% → 53% → 53% → 55% → 59%

えーまだ伸びんのって感じですが、支持が増えちゃってるんだから仕方ありません。不支持も23%と低いレベルを維持していて「緊張感がまだあってマシだった安倍内閣初期」ぐらいはある感じです。国民の60%が支持してるんですからねえ。これはすごいことですよ。


直近25年間における日本の内閣において、1年以上安定して支持され活動できた内閣総理大臣というと小泉純一郎さんと安倍晋三さんの2人しかいません。それ以外の内閣総理大臣は就任後半年以内に著しく支持を失うか、諸事情により早く辞任されてしまったかのどちらかです。岸田さんは内閣総理大臣就任から9ヶ月が経過してこの水準であり、しかも来月に恐らく勝てるであろう国政選挙を控えているわけで、高水準の支持率を1年維持できるのは決まったも同然です。すごいなあ。


ところで物価高とか円安とか外交問題とか国内外で色んなことが起きていて、それらに対して有効な対策を打ち出しているようには見受けられない岸田内閣なんですけど、なんで支持され続けているんでしょうねえ……これからより目に見える形で影響が出てきたら支持率にも影響が出始めるんでしょうか。それともコロナ禍が収束に向かう、その明るい感じで打ち消されるんでしょうか。余計なことをしないのは良いことではあるんですけど、これじゃあ野党も攻め手がないでしょうねえ。



政党支持率



自民党は相変わらず安定していますね。むしろ少しずつ伸ばしてます。こりゃ参議院選挙における自民党の勝ちは動きそうにないなあ。


政党支持率(野党)



一方、野党。参議院選挙があるってことでいつも通り「支持なし」が減っていますが、その移行先はどうやら1番手が立憲民主党、2番手が日本維新の会ということになりそうです。


立憲民主党は相変わらず意味のない内閣不信任案を提出したりして時間を浪費してましたけど、国民が対立軸を必要とする場合には変わらず最初の選択肢なんですね。今回も堅実に議席を稼ぐんでしょう。枝野さんが代表辞めてもびっくりするぐらい影響ないですね。

日本維新の会は最近あんまり動きを感じませんが、選挙に向かって支持率が底を打ちました。今後、立憲民主党に挑む立場や公明党に代わる存在になっていけるか、それともその他大勢に後退するか。この状態で臨む参議院選挙はかなりの重要な選挙になるんじゃないでしょうか。今回の見どころの1つですね。


それ以外のみなさんについてはちょっとうーん。れいわ新選組は山本太郎さんが東京選挙区で当選しそうですしメディア露出的にはは盛り上がりそうですが、支持の広がりという点で言うとこれまでの選挙に比べてちょっと重いかなと。重いといえば共産党もそうで、5年ぐらい前まであった盛り上がりはとっくに消えて、以降は長期的に緩やかに下がっていっています。今回の選挙は厳しそうですね。

個人的には共産党、れいわ新選組、それから国民民主党、この3党のうちどこがどれぐらい健闘するのかが割と楽しみです。国民民主党が日本維新の会や共産党の候補を食えると盛り上がるんですけど、そこまでは難しいかなあ。頑張って欲しいですね。



今月はこの辺で。