「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2021年1月のデータを掲載)

国会議事堂
内閣支持率のグラフを更新しました。



使用データ

NHK世論調査 内閣支持率 | NHK選挙WEB



内閣支持率



62 → 55 → 56 → 42 → 40


内閣支持率が下げ止まる気配がありません。しかも今月ついに支持率を不支持率が上回ってしまいました。なんらかの不祥事があったというわけではないんですが、一連の新型コロナウイルス対策を見てればまあ支持する気にはなりませんよね。安倍さんの時のような感情論ではなく、シンプルに「こいつあかんわ」感がすごすぎてフォローの余地がありません。なんなの。落ち方と良い、雰囲気と良い、鳩山由紀夫元首相のときに似ててなんかいやーな感じです。


まあ首相に就任する前から、菅さんと二階さんの「政局第一主義」「密室主義」は際立っていたので、こういう事態に至ってもものごと1つ決めるのにも時間が掛かり、しかも時間が掛かっている間満足な説明1つできないというこの状況も予想できたことではあるのですが、それにしても酷い。

緊急事態宣言が新型コロナウイルス対策として効果があるかどうかが、一番重要なわけではないんですよ。効果があるにしてもないにしても、検討するならどんな人たちの意見を参考にいつまでに決める、時間が掛かっているならどこがボトルネックか明らかにする。政府の体面とか小池東京都知事のスタンドプレーとか、そんなのやってる場合じゃねえだろという国民の思いがあり、それが何やってんだというはっきりしない不満に繋がって、「こいつあかんわ」になってる気がします。


感じとしては「ちゃんと言葉で説明してくれない旦那との間で生じる、夫婦間のすれ違い」みたいな感じですわ。言葉が足りん。とりあえず常に説明し続けられる専任の報道官でも採用した方がいいんじゃないですかね。加藤官房長官以外に。そのコミュニケーションだけでだいぶ印象変わると思うんだけどな。







政党支持率



大きな変化はあんまりありませんが、立憲民主党が少しずつ伸ばしてきているのと、日本維新の会が完全に沈没したのが印象的ですね。日本維新の会のみなさんはまた次の波を待って下さい。

零細政党社民党、れいわ、N国に関しては大きな流れではあんまり変わっていません。敢えて言うと1年掛けてれいわが支持を失ったという感じですが、たぶんれいわは選挙になると支持者がわらわら湧いてきて支持されてる感を演出してくると思うので、言ってみれば今は「シーズンオフ」って感じでしょうか。対照的にN国は根強い支持者はいるようですが、次の選挙は生き残れないと思うのでどうでもいいです。それより前回選挙から変わってない社民党が心配です。


しかし、菅首相の支持率がこれだけ急落しても与党・自民党の支持率はまったく下がらないんですね。不思議だなあ。これだけぐだぐだな展開なんだからもうちょっと与党の責任が追及されても良いと思うんですけどね。昔の自民党と同じく自民党の中で与野党やってしまっていて、自民党内菅派(正式には菅首相自身は無派閥で緩やかな「菅グループ」といわれるものがある)の支持率が下がっただけで、他の派閥の支持率が上がって総合は変わらないみたいなことなのか。

よくわかりませんけど、なんかもう選挙と相まってますます政局が捗りそうな展開で頭痛いですね。政局始まると国会議員の性なのか、野党議員も大挙してそれに付き合っちゃうからなあ。もうちょっと国民の方見てマジメにやってくれないですかね。



今月はこの辺で。