「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2021年6月のデータを掲載)

国会議事堂
内閣支持率のグラフを更新しました。



使用データ

NHK世論調査 内閣支持率 | NHK選挙WEB



内閣支持率



40 → 38 → 40 → 44 → 35 → 37


前月に比べれば微増ですが、支持率は低迷したままです。

安倍さんを除く直近の総理大臣5人はいずれも支持率が25%未満まで割り込んだところで辞任ということになっているので、支持率的にはまだ耐えている状況ではありますが、まあでも3人中1人しか支持していないわけで、どんな形になるにせよ首相継続の目はなさそうですね。年内には総選挙があるはずなので、菅さんの総理大臣職も1年ちょっとで終わるのかなと言う感じです。就任の経緯と言い支持率の下落っぷりといい、福田康夫元首相の感じによく似てるかなあと。と言っても直近23年間でそのパターンを逃れた総理大臣は全11人中小渕さん(任期中に病気のため退任)、小泉さん、安倍さん(任期中に病気のため退任)の3人しかいないんですけどね。

どうあっても誰も素直に喜べない「東京オリンピック・パラリンピック」の開催が迫ってきまして、今の政府とIOCの感じだと強行するんでしょうねという感じですが、その強行を「花道」に菅さんは去って行くことになるんでしょう。ある意味で安倍さんのケツを拭き続けた総理大臣だったな、という感じではあります。総理大臣就任後も官房長官みたいですもんね。



政党支持率



今月も目立った動きは特になさそうです。いやほんとに動きがないですね。

そんな中、野党4党(立憲民主、共産、国民民主、社民)が内閣不信任案を提出しました。野党としては「新型コロナ対策の議論を続けるために国会の会期を東京オリンピック・パラリンピック終了後まで3カ月延長すべき」という主張、与党がそれを拒否したために提出ということらしいです。自民党幹事長の二階さんは「直ちに解散します」といってたらしいんですけど、ほんとに解散するんですかね?支持率では圧倒的でも雰囲気的に自民党負けかねない気がするんですけど。


自民党の二階幹事長が、内閣不信任決議案が提出された場合、衆議院を解散すべきだという考えを示していることについては「幹事長は、解散を進言をするということを言ったので、おそらく、菅総理大臣と幹事長との間で協議があると思うが、そこで幹事長は進言するという意味だろう」と述べました。

菅内閣の不信任決議案 きょう国会に提出 野党4党が決定 | NHKニュース


ただ実際の話、国会を延長して野党が議論に参加してそれで新型コロナウイルス対策が進むのか?というと別にそんなことはなかろうよとも思いますし、かといって与党の「集中的な審議」で新型コロナウイルス対策が円滑に回ってるかというとそんなこともないし、野党が言うとおり補正予算は必要だと思うけれど、それでも結局は解散総選挙をにらんだ政局をやりたいだけなんじゃねえのっていう気もしますし。なんか、どっちもどっちって言う気がします。なんだかなあ。


こういう状況があるから国民はカタルシスを求めて、ポピュリズムを支持してしまうんじゃないのかなと思ったりします。「なんでさくさく進めんの?」って思いますもんね……どうしたもんか。



今月はこの辺で。