「龍が如く」シリーズの生みの親、名越さんセガ退社と「龍が如く8」開発発表

「龍が如く」公式サイトでこんな発表があったそうです。



「龍が如くスタジオ」のトップとして知られる名越稔洋氏が、セガから退社することが公式サイトにて発表された。

 あわせて佐藤大輔氏も退社し、「龍が如くスタジオ」は横山昌義氏をトップとする新体制で再出発する予定であることも明らかにされている。また横山氏はコメントの中で、現在シリーズ最新作『龍が如く8(仮称)』が開発中であることも伝えている。

セガの「名越稔洋」氏が退社を表明。龍が如くスタジオは新体制で再出発へ、『龍が如く8(仮称)』が開発中であることも明らかに


大作シリーズを作るに当たって1人のクリエイターの果たす役割がどれぐらい大きなものなのか、僕にはあまりよくわかりませんが、「龍が如く」の魂であった名越さんが離脱されることにファンとして不安を感じるとともに、これまで7作制作してきて意図せず固まってしまっていた部分を新しい体制でほぐすことが出来るかもしれないという期待もあります(別に今の「龍が如く」に不満があるわけではないですけど)。







スタジオが存続することで名越さんが持っていた情熱は確実に引き継がれると思うし、同時に「龍が如く8」が開発中であるという発表もあって引き続き応援していきたいと思っています。まあ、多分何とかなるよ。うん。ゲームに仕上げるのはものすごく大変だろうとは思うけど、シナリオというか雰囲気に関して言えば、桐生ちゃんにしろ一番にしろキャラが強力で勝手に動いてくれるような感じだからなあ。



なお、名越さんの行き先は中国という話も

中国ゲーム大手のネットイース(網易)はセガサミーホールディングス傘下セガのゲームクリエーターで「龍が如く」シリーズの生みの親として知られる名越稔洋氏の移籍に向け、現在詰めの交渉を行っていることが30日までに明らかになった。複数の関係者が匿名を条件に明らかにした。

ネットイース、セガの著名ゲーム制作者獲得で交渉-日本進出を拡大 – Bloomberg


なるほどなあ。ちなみに名越さんは別のインタビューで


これからは新しい人たちがカルチャーを作っていくのだろうし、将来のセガを作っていくことになると思います。なので、いまは一生懸命その手伝いをしよう、と。今後、俺はもう何本もゲームを作れないと思うので……後進の育成にどうはどう当たるべきか、みたいなことを考える今日このごろです。

セガ・名越稔洋が語るクリエイター活動30年史。セガのハード事業撤退と任天堂との仕事、そして『龍が如く』成功の舞台裏【特別企画 後編】 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com


といったことも語っていて、「もう何本も作れないだろうから」敢えて環境を変えて新しい物作りにチャレンジするということなのかも知れないし、中国で新しい人材や環境を作っていこうと考えているのかも。本人に聞かないとわかりませんけど、意欲ある大物が新しいチャレンジをする(しかも資金もある)というのはきっと面白いことになると思うので、名越さんの今後にも期待したいですね。というか誰か今、インタビューしてみてくれないかなあ。