全部開け開けおじさんと全部閉め閉めおばさん

換気をしているイラスト(女性)
マンションの階段室は基本的に閉めきりであり、空気がよどみがちです。通勤時の行き帰りやランニング前後のストレッチで時間を過ごすことが多いのですが、窓が開いていないとキツい。当然1階分の窓だけ開いてても風は通らないので必然的に複数階の窓が開いている必要があります。それでなくても空気が悪くなりがちなので、気が付いたときには出来るだけ開けることにしています。



毎週火曜日は階段の窓、全〆の日

そうやって階段の空気が淀まないように窓を開けているんですが、毎週火曜日の昼頃になると全ての窓が閉められてしまいます。階段の窓は下の写真にあるようなタイプで、レバーを回すことによって段階的に開けたり閉めたり出来るんですけど、これがほとんど全閉状態に。






階段室に入った瞬間に空気が悪いのがわかるので、階段降りがてら順に開けていくのですが……果たして誰がこんなことをしているのか?なぜ決まって毎週火曜日なのか?


その答えはマンション1階ロビーにある「清掃確認表」にありました。その表を見る限りマンションの清掃は2~3人の人が週に2回交代で行っているようなのですが、火曜日はいつもAさんという女性の方が担当してるんですね。つまり階段室の窓閉めはAさんが清掃活動の一環として良かれと思ってやっていることのようでした。確かに拭き掃除をしている人なら、雨が入り込んで跡が付いてたりしたら気になりますもんね。それは解ります。でも別に毎日開け閉め調整してくれるわけじゃないし、最上階と1階は開けるとか調整してくれないと。なぜ全部閉めるのか。



そして繰り返される開け閉め

というわけで、2人のおじさんとおばさんによる、毎週火曜日の全閉め→全開け争いが始まりました。火曜日はエンジニアの仕事で在宅ワークなので、午前中おばさんが全閉めした窓を昼休みに外出するときに僕が全部開けていくという流れ。おばさんも粘り強く開け続けましたが、僕も淡々と続けることに関しては自信があります。9月に入っておばさんはもう閉めなくなって、雨天時に住人(僕含む)が独自に閉めるときをのぞいて階段室の窓が閉められることはなくなりました。


勝利:全開けおじさん



ちなみに:廊下から入ってすぐの踊り場しか掃除しない

「清掃確認表」を見る限りおばさんたちの清掃範囲は「階段室」、つまり階段と踊り場その全てであるはずなんですけど、おばさんたちは廊下から入ってすぐの踊り場しか掃除しません。おかげで踊り場の床、窓は綺麗に掃除されていますが、階段はゴミだらけ埃だらけです。階段を利用している住人も何人かはいるはずなんですが、僕含めてみんな気が小さいのか誰も苦情を申し立てていません。なんか言いにくいじゃないですか、管理会社に「階段が掃除されてませんけど」って文句言うの……「それぐらい自分でやれば?」的なことを思われそうで。

ほぼ毎日階段を上り下りしながらそんなことをいっつも考えています。共有部分だから僕らが掃除するのはおかしいはずだし、言った方がいいのかな。でもそれだけのためにわざわざ電話するのもなあ。