プレイ時間は割と短め
「クランクリエイター」「トラブルミッション」「草野球」「素潜り」「スナック」など、やりこみ要素がたくさんあってかなり時間を使ったような気がしていたんですが、終わってみたらプレイ時間は45時間。「龍が如く5」のときは1周目だけでなんと95時間だったことを考えるとそれほど長くない。クリア後、EX-HARDモードでもう1周しようと思っていたんですが……なんかね、もうね、やりきった感がすごくてね。なんでしょう、別に面白くなかったわけじゃないんですよ?ストーリーは重厚だったし、結末は相変わらず突拍子もなかったけど「龍が如く」の流れ的には「まああるよね」っていう結末であり、ファンとしては満足ではあったんですけども、なんかねえ……ストーリーに関係のない部分が多すぎてね。お腹いっぱいになっちゃった。
やっぱりね、街の作り込みが足りなかったかなあ
ファンサイトを眺めてたときに書いてあったことを読んで素直に「そうだなあ」と思ったんですけど。ストーリーが重厚である一方で、街の作り込みがちょっと足りないんですよね……今回の神室町は神室町ヒルズ周りは進入不可だし、闘技場もない。チャンピオン街も進入不可。賽の花屋もいないしワークス上山もいないし、ビルの屋上にも出れない、カムチカもない……相変わらず魅力的な街ではあるんだけど、ちょっといろいろ物足りなさすぎて……
開発の時系列的にはこの「龍が如く6」のあとに「龍が如く極2」があるんですけど、同じドラゴンエンジンでもそっちの方が作り込まれてた印象がありました。神室町の全領域行けるし、蒼天堀も楽しかったし。特に蒼天堀の探索スゲー大変だった思い出があります。とにかく色んなビルに入れて色んなところに行けたので。どうやら開発が遅延していろいろと削った結果そうなったらしいんですけど、いやあ惜しい。もう少し作り込まれてたら神室町から出られなくなるところでした。それぐらい快適です、ドラゴンエンジン。最高。
サブストーリーがかなり薄味
「龍が如く5」におけるアナザードラマに相当する部分が「草野球」「素潜り」「スナック」なのかなあと思うのだけど、ちょっとなー……薄味だったかな。アナザードラマがとにかく楽しかったからなあ。シリーズ的に見て唐突すぎる、冴島さんの猟も、遥ちゃんのアイドル業も、桐生ちゃんのタクシー業も、最高に楽しかったんだよね。それに比べるとちょっと。そのうえでサブストーリーですけど、数自体が少ないし全体的にちょっと短め、薄味。もうちょっと多くていろいろあった方がなあ。特に尾道で今の倍ぐらいあったらもっと街に対して愛着持てたと思うんだけど、山の上の寺とかも南雲さんの最初の話以来完全に空気だし。
まとめ
短いけど感想としてはこんな感じでしょうか。これで桐生ちゃんが最後だって言われるとうーん、もうちょっとなんかこう限界まで楽しんで終わりたかったという気持ちもありつつ、まあでも最後ってこんなもんかもなとも思いつつ。ただやっぱりファンとして正直な気持ちとしては、もし将来そういう機会があったとしたら「龍が如く極6」を作って欲しいという気持ちがあったりもします。ま、開発陣としては「いや、それはもうオンラインでやってるから」ということなのかも知れないですけどね……「龍が如く6」の感想としてはこの辺で!
次はまた「龍が如く7」でお会いしましょう!