大阪市西淀川区にあるGIGAZINE旧本社へ編集長たちが自動車で荷物を取りに行ったところ、なんと斜め前にあるGIGAZINE第一倉庫がショベルカーでぶっ壊されている真っ最中の現場に偶然遭遇しました。
ある日突然自分の建物を他人がショベルカーで破壊しても「建造物損壊」にはならないのか? – GIGAZINE
3月31日(日)に以前とは違うまた新しい解体業者から近隣住人などにインターホンを押して連絡があり、「明日4月1日に解体工事を行う」という事前通告が行われた、とのことです。業者の名前や連絡先などは不明であり、どうすればいいのかわからないので西淀川警察に相談してみました。相手は今回の被害届を受理してくれた警察の方です。
続・ある日突然自分の建物を他人がショベルカーで破壊しても「建造物損壊」にはならないのか? – GIGAZINE
この辺読んだ感想としてはGIGAZINEが被害者で、取り壊した業者は取得した土地を利用するために強引に建造物を破壊した加害者みたいな感じに読めていたんですが、スラドにおける判決のまとめだとこんな感じになってて真実はどこ?って感じです。
・GIGAZINEは、建物の固定資産税は払っていたが、土地の賃借料は払っていなかった。建物は築年数が相当あったので住居ではなく倉庫として使っていた。
GIGAZINE倉庫事件その後 | スラド
・元地主は、貸した相手が死亡してから10年経った、建物には誰も住んでいない、建物の築年数が相当ある(使われていないだろう)から、土地を売りに出した。建物撤去していたら、貸した相手の相続人がやってきた。
・現地主は、土地買って、古い建物撤去して再開発したいだけ。裁判手続きをすればよかったのに、反社のような輩を使って強引に進めようとして、あの炎上騒ぎ。
借地権が相続出来るのかどうか僕はわかりませんが、仮に相続出来たとして相続したことと地代の支払いを開始する旨を地主に通達すれば話は通るのに、それしてないから実質的に借りてないよねとなって、撤去に正当性が生まれちゃったみたいなことなんすかね。間を取り持った不動産屋が事情を知らなかったなんて信じられないけど、ちゃんと話してればGIGAZINEだって倉庫を移転させただろうし、何の問題にもならなかったはずなのに、ある意味で結果的にだけど話題作りになりました感があってモヤッとする話でありました。何も無いところにみんなで頑張って火を付けました的な。
名誉毀損の裁判もあるらしいし、裁判が継続してる間はGIGAZINEもなにか発表するのは難しいのかも知れないけど、全部終わったらきちんと総括して記事にして欲しいですね。同じような状況は色んな街に偏在していると思うし、メディアとしてそうするだけの価値はあるんじゃないかな。