こちらは、直近半年間のGoogle AdSense推移です。
赤が表示回数、黄がクリック数、緑がクリック率、紫がCPC(クリック1回で発生する収益)です。これを見ると、このブログのクリック率は概ね安定していて、表示回数が増えれば増えるほどクリック数が増えるという傾向があることがわかります。ということは表示回数が増えれば収益額も増える……と言えそうなんですが、実際にはそうなっていません。これに収益額(青)を追加すると3月下旬から減少傾向であることがわかります。
クリック数(黄)が増えているのに収益額(青)が減っている、理由はCPC(紫)の減少です。クリック1回あたりの収益額が減っているわけです。Google広告をクリックしたときの広告料は契約条件によって変わります。例えばGoogle検索で検索ワードによって表示される広告の場合、よく知られていて検索回数が多い検索ワードには広告出稿を希望する人が多く、広告料を入札して一番高い値段を付けた人の広告が一番上に表示されるようになっています。
ブログに掲載されるバナー広告の広告料も同じ仕組みになっている、かどうかはわかりませんが、CPCが減少しているということはつまり広告にお金を出す企業が減っており、全体的な相場が下がっているということです。簡単に言えば景気が悪いってことですね。景気の良し悪しがこんなにわかりやすく反映されると思わなかったので、なんかこう社会科見学をしたような感慨がありました。おー。
広告モデルでやってる人たちは大変ですね
新型コロナウイルスで経済に影響が出ている昨今でも、株価は現在が最低で未来は明るいという見方をするのか謎の値上がりをしています。でも広告ってのはそういうわけにはいかないですよね。本当に明るい未来が見えたら、そこに向けて広告を掲出するってのも出来るんでしょうけどまだそこまででもないし。個人的にはAmazonのアフィリエイトと同じく、たまにコンソールを除いて「おー、次の振り込みは何ヶ月後かな」と思っている程度でしかないので深刻ではありませんが、これを収益の柱にしているような人や会社は大変だろうなあ。自分でやれることは多くないし、景気回復を祈るしかないっていう。プラットフォームに依存するビジネスってそういうもんかも知れませんが。
まだ時間掛かるんですかねえ。