【レビュー】 Wahoo TICKR FITハートレートアームバンド 【最近買って良かったもの】

Wahoo TICKR FIT
ランニングするときに心拍数を計測すると、どれぐらいの負荷を掛けられたかが一目瞭然なのでなるべく心拍数を測りながら走るようにしています。ただ自分が使っているGARMINウォッチ「GARMIN ForeAthlete 230J」には心拍計が付いていないため(上位モデル235Jには付いているが節約して下位モデルにしたため。今は後悔している)、心拍数を測るためには別途心拍計を装着する必要があります。


で、買ってみたのがこちら。




アメリカで一定の評価を得つつあるフィットネスギアメーカー「Wahoo」のアームバンド型心拍計です。購入後2週間ほど使ってみたのですが、シンプルで使いやすくてとても良い。気に入ってます。



リストバンド型をさがしていました。

今までは以前買って装着していた活動量計「MIO SLICE」を心拍計代わりにしていました。ディスプレイが明るいところで見えないことと純正アプリが役に立たないことを除けば概ね快適に動いていたのですが、ただでさえバッテリーが持たなくなってきているところへ充電器が壊れて充電出来なくなってしまったので、新しい心拍計をさがすことに。

運動時の心拍計として昔から良くあるのは胸に装着するタイプ。通称「乳バンド」。





一般的だし正確に測れるらしいんですが、装着がいかにも手間だし慣れるまで運動中に違和感がありそう。出来ればそれは選びたくない……「MIO SLICE」の装着感がとても良かったので出来ればリストバンド型がいいな。希望する条件はこんな感じ。


  • リストバンド型
  • ANT+で接続出来るとベター(Bluetoothでも可ではあるけれど)
  • GARMINウォッチと連携出来ること
  • 防水性
  • 充電しやすさ

充電器の頑丈さ以外はどれも「MIO SLICE」で実現出来ていたことだったんですが、これらをすべて満たす商品をというと実はあんまりないです。特に、自転車ギアなどで有名な規格「ANT+」に対応しているリストバンド型ってのが殆どないか、あっても有名メーカーの高価なヤツ。そんなの買うぐらいならGARMINウォッチの上位モデル買うわ……という感じで、後継機探しは難航。最終的には「リストバンド型」を「アームバンド型」に妥協することで「Wahoo TICKR FIT」を選びました。



使ってみての感想

この製品にはディスプレイがありません。あるのはボタンと、動作状況を知らせてくれるLEDのみ。でもそのシンプルさがいいんですよね。心拍数自体はGARMINウォッチなりアプリなりで確認するので、心拍計に表示機能がある必要性はない。おかげで連続最長30時間まで計測できるならその方が良いです。

連携も問題なく出来ました。普段使っているときは、GARMINウォッチとはANT+で、iPhoneとはBluetoothで接続していますが、どちらもすぐに接続出来るし切断されることもない。安価なモデルで見られるような突然の異常値もいまのところ観測されたことはないし、安定して動作しています。

腕へのフィット感に関して言うと、慣れるまではちょっと難しいかな。ズレないようにしっかりバンドを巻きすぎると少しきつく感じるし、少しでも緩めるとズレて手首の方へ落ちてきてしまう。でもちょうど良い案配を探すのはそんなに難しくないので、走り出す前にきちんと装着を確認すればストレスはないかな。計測部+取り替え可能なバンドという構成なので、バンドを小さめのものに変えれば、リストバンド型としても使えるかも知れない(正確性がどうなるかはわかりませんが)。


正直に言って安い製品ではないので、なかなか買いづらい製品かもなとは思いますが、「心拍計」で検索して出てくる有象無象の安価なスマートウォッチを検討するぐらいなら、これを買った方がずっと良いと思います。もちろん活動量計としても使用したいというのであれば、評判のいいXiaomi製品など選んだら良いと思うのですが、シンプルに心拍数を測定したいのであれば多機能は邪魔ですし、専用の機器の方が精度が高いと思います。心拍計をお探しの方は是非ご検討を。