NHKでも特集されてた
ネット通販で消費者が商品購入のよりどころにしている「レビュー」が不正に操作されている実態を追ってきた。ネット通販サイトにあふれる「やらせレビュー」はどこで生まれ、どこからやってくるのか。取材を進めていくと見えてきたのは中国の出品者の影。その影を追って海を渡った。 (ネット広告の闇 やらせレビュー取材班)
WEB特集 潜入取材!中国やらせレビュー工場 | NHKニュース
相手が中国ってことで取材は難しいだろうし、なかなか喋ってもくれなかっただろうに割とツッコんで取材して最終的には「レビュー工場」の動画まで入手してるからよくやってるなと思うんだけど、それにしてもひどい。記事内で仲介業者が、
商品にレビューをつけるのは欠かせない。これは形を変えた広告費だ。日本人はレビューがないと、まずその商品を買わない。2つの同じ商品がある場合、見比べてレビューがたくさん付いているほうを選ぶ。これは日本人の習慣。食事といい、宝くじといい、長い列のところに行きたがる。列が長ければ長いほど、そこに行きたがる。自分で判断するという意識が低い
といってて、そうかー日本人は騙されやすいのかーと一瞬納得しかけたけど、記事の後段で、
現在、アマゾンは世界16か国でサイトを展開している。このうち日本含めて7か国のアマゾンでも販売されていたあるイヤホンのレビュー、約5000件についてすべて分析したところ、このうち5か国で、別のアカウントで全く同じ文章のレビューが書き込まれていることが確認できた。
WEB特集 潜入取材!中国やらせレビュー工場 | NHKニュース
って書かれてて、日本人だけちゃうやん世界でやってるやんってなった。また騙されたよ……
最近の偽商品は値段が安くない
「インチキ商品といえば激安」というのが昔の定番だったように思うんだけど、最近はそうでもない。例えばワイヤレスイヤフォンだったら、中国製の安い商品で2,000円から4,000円、有名メーカーの製品だったら廉価版で10,000円から20,000円というのが相場なんだけど、最近の異常に☆5レビューが付いている商品は1,000円以下といった値付けはせずに2,980円とか3,280円とか微妙にそれっぽい値段を付けてくる。しかもそれがAmazonで「スポンサープロダクト」(Amazonに広告出稿している商品)になって目立ってるから余計にタチが悪い。先の包丁もそうで、安い包丁なんて1,000円台からある、なんなら100均だって買えるわけだけど、もし498円の三徳包丁がAmazonに出品されていて☆5が2,000件付いててもさすがに誰も買わない。でもこれが4,980円だったら「あ、これもしかしてほんとのレビューかも」と思っちゃう人も出てくる。タチが悪い……
「もっとちゃんと商品よく見て」と言うのは簡単なんだけど、実際にAmazonで検索すると似たような商品が出過ぎてほんともう選べない。「Bluetooth イヤホン」なんかで検索するとページをめくってもめくっても「高評価」「ぼちぼちな値段する」「同じデザイン・スペック」の商品ばかりが出てきて僕ですら困り果てる。激安じゃないからダメ元で買うことも出来ないし。Webの事情に比較的詳しい僕ですらこうなんだから、70歳を超えた夫婦がここから適切なものを買うことが出来るだろうか?というとねえ。素直に西友に行って買ってきた方が良いんじゃないかと思ってしまう。多少割高であっても柄に鉄板が付いた鈍器を買うよりは。。
何か良い方法ないですか
本当は、免許を返納した高齢者世帯にこそネットショッピングを便利に使ってもらいたいのになんでこんなことになってんだ。Amazonに改善する気が全然なさそうだし、自衛するしかないんだけど上手い方法がわからん。なんかこうもっとネットに不慣れな人でも出来る上手な買い方ないですかねえ。楽天で検索してAmazonで買うとかそういうのでいいから。うーん。