Amazonのアフィリエイトが軌道に乗るのに4年くらい掛かった

Amazonのアフィリエイトをブログに貼り始めたのは2008年から。
2008年から2012年までの実績をグラフにまとめるとこんな感じになります。


amazon_affiriate_2008-2012.png (2008年を1とした場合の数値)


グラフで見ればわかるけど最初から収入があったわけでは全然ありませんでした。何ヶ月かに1回ギフト券があれば良いなあというくらい。「今月は支払いがあったからちょっと余計に本が買えるなー」みたいな。そんな状態が2009年、2010年と続きました。たまに「読書感想文」としてアフリエイトを貼るだけだったので当然と言えば当然ですね。ページ内容に合わせて商品を表示してくれる「おまかせリンク」も利用していましたが、精度がイマイチだしそこから売れることはあんまりありませんでした。


それがなんとか毎月ギフト券がもらえるくらいのレベルになったのが2012年。


売上が増えたきっかけは何だろうと考えるときっかけは次の2つかなと。

  • 自分が紹介したいと思ったものを丁寧に主観的に紹介するように心がけた
  • レビューの露出機会を増やした




自分が紹介したいと思ったものを丁寧に主観的に紹介するように心がけた

なんだかんだ言って一番大事なのはこれです。当たり前ですけどね。

紹介したいと思ったものを、それがどんなもので、どんなメリットがあって、どう幸せになれるのかというのを、「主観的に」書くのが良いのかなあと思っています。客観的に書くのは誰でも出来ることですけど、主観的に書くのは書く人自身にしか出来ません。それで僕の主観が受け入れられれば商品は売れるし、共感がなければ売れません。

あんまりこういうの信用してなかったんですけどね…ランダムに気まぐれに売れてるもんだと思ってました、でも手癖でいい加減に書くのではなく主観を整理した上で資料を添えて解りやすく書くと、きちんと売れていきます。例えば金属アレルギー防止用のベルトとか地味に売れてるんですけど、これ本当に重宝しているので嬉しいです。

続、金属アレルギー対策(非金属ベルト編) | mutter

あと、LANケーブルセットとか。

LANケーブルの自作は意外に大変じゃ無かった | mutter
LANケーブル(CAT6)を自作してみた | mutter

今まで「LANケーブルなんか自分に作れるわけない」と思ってたのが出来るようになったときには嬉しかったですね。


レビューの露出機会を増やした

ブログ記事の最後に1商品をアフィリエイトとして貼り付けられるような仕組みを作りました。

Amazonアフリエイト用テスト | mutter
Sports Graphic Number定期購読を更新しました。 | mutter

これはMovableTypeのカスタムフィールドで実装しています。頑張りさえすれば、全ての記事にその記事にあった商品を貼り付けることが出来ます。「オススメリンク」を手動でやってる感じでしょうか。

またこの仕組みを応用して、今までの商品紹介を「Reviews」というカテゴリにまとめ、右側のメニューに「reviews」という項目を作りました。項目の見出しは商品画像になっていますが、これもカスタムフィールドのデータを援用しています。



他にも細かいことはありますけど、こういうことを重ねた結果、商品が売れるようになりました。いや、こういうことをやっても取り組みを始めてからきちんと売れるようになるまで2年掛かりました。有名人ならいざ知らず、知る人ぞ知るブログだったらこんなもんでしょうかね。それでなお「おこづかい」の領域を出ていないので、なかなか難しいなーと思っています。

一方で有名人じゃなくてもこれくらいは出来るんだなーとも。上記グラフにはページビューの折れ線も掲載しておいたのですが、アフィリエイトの増加に比較するとPVは横ばいであり、特に集客力が上がったわけではありません。ということはやっぱり、読む人の気持ちにささるような文章が書けるようになってきたのかなという。

ギフト券よりもそっちの方が実は嬉しかったりもしています。ギフト券も嬉しいですけどね。