パーミションマーケティング―ブランドからパーミションへパーミションマーケティング―ブランドからパーミションへ
Seth Godin

翔泳社 1999-11
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河野さんが薦められていた本

最近、"少し大枠の商売のやり方"にも興味があるし気になって読んでみました。
読み終わっての率直な感想は、

この本自体が、パーミションマーケティングである

でした。

売り込み、興味を持ってもらえたならば、繰り返し繰り返しコミュニケーションを取ることで段階を踏んで相手に受け入れてもらいつつ、顧客との間により深い関係を築いていく...というのはすなわち、この本を手に取り、本1冊という長きにわたり同じコンセプトを様々な形で繰り返し繰り返し読み込む我々と、著者との関係にそっくりなんじゃないかと。

そして本の内容もわかりやすく、当然生まれるであろう疑問やそれに対する回答も「顧客」の理解にあわせてちょうど良いタイミングで提示され、それに繰り返し「なるほど」と思うことでまた次のページを開いていくという。なるほどなぁと。



この本は多分また何度も読み返す1冊だと思うんですが、現時点で一番印象に残っている考え方は、

目の前にいる顧客が持っている価値は今手にしている商品の何百円かではなく、その顧客がこれからずっと購入してくれるというパーミションであり、その価値はその商品の何百倍委にもなる

と言う考え方。

抜粋じゃなく解釈の上での記述だけど多分そういう理解であっていると思います。

言ってみれば目新しいことじゃなくこれまであったことの再発見なのだけれど、しかし「三河屋」みたいにやろうとするとどうしても規模を犠牲にする必要があったそれが、技術の進歩でより大規模に行うことが出来るようになった、と言うのが違うんでしょうね。




自社のサービスを見返すたびに欲しいときに欲しいレスポンスがないことでお客様の気持ちを掴み切れていない(そしてそれは「商品の取りそろえで勝負する」というような表現で誤魔化されている)のが目について仕方がないのだけど、恐らく誰も気がつかない。仕組みを作った人もその仕組みの中で実作業をしてきた人も、10年近く気づかないのだから(ここ2ヶ月で根本に関わるそんな案件が3件あった)、もうなにかが根本的に違うのだと思うのですが。

誰も言わないと何も起きないので必然、通販の作業手順やお客様とのやり取り、業務手順の設計、ヘルプの内容など、本来の業務内容とは違うところについてあれこれ考え、提案し、プランを立てていく機会が増えていて、そんな時に指針の1つとして非常に参考になるな、と読みながら思ったのでした。

技術者としてはそんなの出来ればいいけどすぐには出来ないよ、と言うことも多々あるんですが、多分探せば近づける方策はあるはず...と思ってます。はい。