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熱風大陸―ダーウィンの海をめざして
椎名 誠 山本 皓一

友達が、椎名誠の本で読みたい本があるというので、
『確かあったはず…』
と、ベッドの下の段ボールに入っているであろう文庫本を色々と漁ってみた。

結局、その『読みたい本』は見つからなかったのだけど、
(多分、収納しきれなくて実家に送ってしまったんだと思う)
昔読んでいた本が、ハードカバー/文庫本で沢山出てきたので、
久しぶりに読んでみた。

とりあえずまず読んでみたのは、これ。椎名誠、『熱風大陸』。

水曜どうでしょうファンの方には、むしろ、
『オーストラリア縦断の中でミスターが出してた本』
と言った方が通りが良いかも。
飛行機内で、大泉さんが、
『蠍ですよぉ?』とか言ってはしゃいでたアレです。

椎名さんの旅は、オーストラリアを縦断してみましょうや、ということだけではなくて、
オーストラリアの初期開拓期、
植民地となっていた大陸南端部から、大陸中央部を探検し、
結果悲劇的な結末を迎えたある探検、
それを記録した『恐るべき空白』という本の中の足跡を、
出来る限りたどってみよう、という感じの企画。
まぁ車なんだけどね。当たり前か。


なんだろね。

“灼熱以外何もない”が、しかしそこにはやっぱり色んなコトがある、
そんなオーストラリアを、椎名さんが感じたままに記録されていて、非常に面白い。

しかも、
イギリス人、オーストラリア人との、多国籍の取材チームが、
方針を巡って対立する…なんてところも、
なんとなく、『恐るべき空白』を連想させる感じに書かれていて、
ただの素晴らしですねー旅行記ではなくて、

なんだろうなー

冷蔵庫が壊れて冷たいビールも飲めず、
灼熱の中、狭い空間で何日も移動し続ければ、
そりゃいざこざの1つも起きるよ的、
リアル感てかね。

そんな風にチームがヤイヤイやってる横で、
アボリジニや、キャメルボーイは、
毎日変わらぬ生活を淡々と過ごしている、
それと比較したときの非日常性というかね。

例え、『縦断』であっても、
旅の本質は最初でも最後でもなくて中身、
もっと言うと移動することなんだなーと、
思ったのでした。


マーケットプレイスで1円からあるみたいなので、
気になった方は是非どうぞ。


ちなみに、『恐るべき空白』はこちら。

ジャケ写のためにハードカバーをリンクしてますが、
文庫本なら400円くらいであるみたい。

今度、読んでみようと思います。

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恐るべき空白
アラン ムーアヘッド Alan Moorehead 木下 秀夫