京都府 最低賃金 807円(2015年10月更新)
サラリーマンだとなかなか興味もたないかも知れませんが、今、最低賃金ってものすごく上がってます。僕が学生の頃はバイトの時給って650円くらいからだったんですが、今京都府の場合、最低賃金が807円。東京や神奈川は900円を超えています。 地域別最低賃金の全国一覧 |厚生労働省 京都府最低賃金のお知らせ/京都府ホームページ しかもじわじわ上がっていったと言うよりも、毎年わりとがっつり上がってる感じ。京都府の直近の推移は上に掲載したグラフの通りになっていて、2015年は前年比で+18円、最近3年で48円も上がってます。下手すると、長く勤めて上げてもらった時給より上がり幅大きい人もいるんじゃないかしら。 これに伴って、京都市内のアルバイト募集の時給(昼間)はもうだいたい807円か810円で統一されることになりました。650円だった1998年頃に比べると150円も上がってるし、1日4時間週4日働いたとしたら月間で10,000円も変わります(ちなみに消費者物価指数でいうと2015年は1998年とほぼ同じ水準)。 そう考えれば学生やフリーターにとっては良い話……なんですが、不思議なもので、「最低賃金が807円」て聞いてしまうと、810円の時給が高く思えなくなってしまうんですよね。最低ラインが810円だから……と思って、900円とか950円とかの仕事を探してしまう。雇う方からしたら、ただ店頭に立ってもらうだけのアルバイトに900円も出せないよと思うと思うので、そのあたりが心理的ギャップになってしまってる感。 しかも今、非正規の有効求人倍率は「1.62」とかなりの売り手市場になっているわけで……そりゃ人集まらないよね。 労働市場データ | アルバイト採用・育成に役立つ人材市場レポート「an report」 最低賃金が上がると、経営者は当然厳しくなるわけで、そろそろこの辺でいいんじゃないかなという気持ちもありつつ……