W杯に合わせて購入したHDD/DVDレコーダー、RD-XD71(東芝)。
WEBでの評判を見る限り、わかりにくい、扱いづらい、という評価が多くて、
何でだろうなぁ、と思ってたのだけど、
使ってる内に、何となく分かってきた。
HDD/DVDレコーダーとして重要なのは、
・HDDに録画する。
・DVDにダビングする。
っていう作業だと思うのだけど、
これが、なんだか色々条件が付いていてわかりにくい。
まず、W録と書いてあって、
2番組同時に録画できる…ように見えるけれどもこれは間違い。
いわゆる、『デジアナ』というやつで、
大雑把に例えて言うと、アナログ地上波と、デジタル放送であれば、
同時に録画できますよ、ということ。
しかも、二つは同じ録画形式ではダメ。
録画形式には、DVD Video互換のVRモード(ファイルサイズ:小)と、
ハイビジョン対応のTSモード(同:大)とがあるが、
僕はとにかく長い時間録画したくて、
ハイビジョンなんかどうでも良い(TVが非対応)ので、
殆どVRモードで録画している。
が、W録するためには、VRとTSで撮らなくてはならないので、
デジタル放送の方はTSで録画することになり、
そのために、HDD容量を確保しておかなければならない。
鬱陶しい。
TS動画は、VRに変換しておかないと、容量を圧迫する。
この作業も鬱陶しい。
しかも掛かる時間は等速程度。
つまり2時間番組ならそれくらい。
この辺りのうっとうしさは、説明書にも一応表記はあるが、
やってみないと実感を持てない。
次に、DVDへのダビングに関しても、
まぁこれはレコーダーだけの責任じゃないかもしれないが、
仕様が入り乱れていて、わかりにくい。
一般的な録画形式(市販のDVDに多いもの)は、DVDVideoというもの。
一方、対応機器は限られるが便利なのはVRモード(前述)。
他のプレイヤーでプレイする可能性があるなら、DVDVideoで、とあるけれども、
そのためには、あらかじめDVD互換モードで録画されている必要があり、
『高速ダビング』ができない。
(もし互換モードで録画されていない場合、エンコードしてからとなる。時間が掛かる)
また、BSデジタルなど、コピーワンスものの場合には、
CPRM対応、というメディアしか使えず、しかも、VRモードでないとダビングできない。
当然、ムーブ(DVDにコピーした段階でHDD側のデータは消される)。
また、これらの仕様は、メディア(DVD-R/RW/RAM)によって、微妙に違う。
こりゃ分からんわ、と思った。
実際に、DVD-RディスクをVRモードで初期化(初期化、という行動も家電向きじゃないし)し、
BSデジタル放送のコピーワンス番組をダビングしてみたのだけど、
それらを説明書で確認しようと思うと、
メインの説明書のP.50付近(DVDの仕様などについてまとめた付近)と、
P.160付近(ダビングの付近)とを繰り返し見なければならず。
ムーブなんだから失敗できねぇし…と思いながら何度も。
DVD-Rを入れる、
読み取る、
表示される警告に了解、
DVDをVRモードでフォーマット(2分ほど)、
編集モードから高速そのままモードでダビング(13分ほど)。
予想してたよりもかなり高速で焼けるので、
その点はすげーと思ったんだけど、
(フォーマット含めて、8倍で焼ける計算になる)
取扱説明書を読み解くのが苦手な人や、
出来れば何でもワンボタンでやりたい人にとっては、結構、苦痛なんだろうなと。
僕は、これが最初の機械で、
番組表を取得できることや、HDD録画、それだけで感動しちゃってるし、
取扱説明書を読むのも好きなので、
買って良かったなーと思うけど、これと合わない人も確かにいそう。
価格.comの口コミでの質問をざらっと眺めてみても、
『取扱説明書を解読できないので、かいつまんで教えてくれ』
という人が多いような気が。
上記以外に問題を上げるとすると…
続きを読む