西陣江戸川で特上鰻重をいただく(年に2度のお楽しみ)

西陣江戸川 特上鰻重 「お互いの誕生に鰻をご馳走し合う」というルールが決まってからどれくらい経つかわかりませんが、今年も西陣江戸川さんで鰻をいただきました。ご主人が怪我をされご高齢であることもあって、営業は昼の3時間ちょっと(11時半オープン14時または売り切れ終了)でありかつ不定休ですので、事前の確認は必須ですが、味の方は変わらず。蒸しが入る江戸前でふっくら美味しい。タレ、肝吸い、自家製のぬか漬けに至るまでなんかホッと出来る美味しさ。 前回も書いた通り、もう商売と言うよりも食べたいと行ってくれる人のために店を開けているので、「ぜひ行ってみてください!」というよりかはもうむしろ「知る人ぞ知るでいいです」という心境が正直なところなのですが、ともあれ、美味しいもの食べたら自慢したいぞってことで今年も記録しておきます。 (ちなみに土用丑の日はお休みです) あ、ちなみに依然として品薄が続いている鰻のお値段ですが、前回よりもだいぶ安くなっていました。もちろんそれでも高いに変わりはありませんが。なお「特上」ってのは要するに鰻の大きさのことであって、質のことじゃありません。店によって基準は変わると思いますが西陣江戸川の場合、だいたい特上で1匹分、上で半分くらいになっています。 いやあ、美味しかった……

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今年も西陣江戸川で鰻をいただきました。

西陣江戸川 恒例の「誕生日鰻」、怪我と多忙により1ヶ月遅れてしまいましたが、今年も無事西陣江戸川さんでいただくことが出来ました。ご主人が怪我されて以来昼間の営業しかされていないのですが、上手いことを時間を調整して。鰻一匹分の鰻重は「特上」、そして蒸しの入ったふんわり柔らかい関東風、甘過ぎず濃すぎない絶妙なタレ、言うことなしです。 一時は引退も考えてらしたそうですが、「食べたいという人がいるなら」ということで昼間限定で営業を再開されました。しかしいずれこの味も味わえなくなってしまうのですね……仕方の無いことですけれども。それまでに自分好みの店を探さないと行けないのですけど、年に何度も食べに行けるわけではないし、数少ない関東風の鰻屋さんの中からさらにタレの味が濃すぎないとか、焼きすぎないとか、値段が高すぎないとか、好みに合う店を探そうとするとなかなか。 ああ、また食べたくなってきてしまった……

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【健康に関するメモ】第13回:醤油の製法の種類と原材料および安全性について

#sky #イマソラ 良い空

「健康に関するメモ」シリーズについて

このシリーズは健康に関する話題、特に「根拠無く危機感を煽る」または「根拠無く安全性を訴える」ような話題について、科学的な情報を持ち根拠を提示できる人の意見を集め、可能な限り文献や論文、公的機関の報告書に目を通した上でまとめています。情報源としては正しさが疑われるページが多数あることは承知していますが、記述に出典元が付けられており出典元と合わせて合理的であると判断できる場合には、Wikipediaの記述を根拠として採用する場合もあります。 このシリーズの性質上いわゆる「トンデモ」や「似非科学」と言われている話題を扱うことが多くなりますが、始めからトンデモだと決めてかかるのでは無く、もちろん正しいと決めてかかるのでも無く、きちんとした根拠が揃うまでは出来るだけフラットに話題を捉えるよう心がけます。 ただ僕自身は専門の知識を持っているわけではありませんので、どう努力しても1ブロガーのメモ書きを越えるクオリティを保証することは出来ません。基本的には自分が考えるためのベースとしての資料集積でありますし、内容の正しさについて疑問に感じる部分があれば独自に調べることをオススメします。 第13回は、醤油について。 彼女の人がかねてから気になっていたこだわりの醤油を買うことにしたらしく、「自分の興味だから家計じゃなくて自腹で買うね」的な話をしていたのだけど、その話の流れで「一般的な醤油は本醸造じゃないし脱脂加工大豆入ってるし安全性に疑問がある」的な話になって、健康に興味がある人というのはどうしてこう「既存の食品」を敵視するのだろうか、そしてなぜきちんと調べないのだろうかとちょっとうんざり。 やあ、ブログで彼女の人の悪口を書きたいわけではないのだけど、基底部分にある「市販の製品が体に良いわけがない」的な概念ってのは、もう心の中にこびりつくようにしてあって取れないのだろうなあ。僕のようなニュートラルな人間から見ると、正直、強迫神経症じゃないのかなと思うときもある。醤油の話なんてほんとそう思う。 というわけで、少し調べてまとめました。

目次

  1. 醤油の製法の種類について
  2. 醤油の原材料
  3. まとめ
  4. 参考サイト

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枝豆は生では食べられない

枝豆のイラスト(野菜)

昨日、お腹空かせた女の子が「枝豆って生で食べられるんですかね……」と言っていてそのときはよく解らなくて答えられなかったのだけど、調べてみたら生の枝豆……というか、生の大豆には有毒成分があるみたい。あ、たまに知らない人がいるけれど、枝豆って未成熟な大豆です。

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「長岡式酵素玄米」について調べてみた

  1. 玄米1升、小豆半合をボールに入れる
  2. ごみを取り除いたあと、水を流しながら泡立て器で右回りに米を研ぐ
  3. ザルに米を移して揺すって洗う
  4. 水切りをして専用の圧力鍋の内釜にセットし、水を1升入れる
  5. 泡立て器で右回りに混ぜながら天日干しの塩(専用の塩)大さじ1弱を少しずつ溶かす(3分以上)
  6. 外釜に水を1.5合入れ内釜を外釜の真ん中に入れて炊く(細かい炊き方は省略)
  7. 炊きあがったら保温ジャーに移して3日間保温。1日1回上下を返す
  8. 4日目から9日目までの6日間で食べきる
普通の人には何のことなのかさっぱり解らないと思いますが、これは「長岡式酵素玄米」と呼ばれる玄米の炊き方です。肝は「炊いたご飯を保温器で保温しながら発酵させる」という点なのだろうと思うのですが、それ以外に「必ず右回りに研ぐ」「米に手で触れてはいけない」「ポジティブな精神状態で炊かなければいけない」などなどの細かい決まりがあり実践するのはなかなか大変で、かつ、主宰する「長岡式酵素健康の会 本部 太陽の家」の販売する道具(鍋とジャーのセットで78,000円也)を使用することが推奨されています。 また「天日干しの塩の光分子を米に入れる」「米に手で触れないのは人間のプラスイオンを米に移さないため」「高磁場でオーロラ現象が発生する」「有機ゲルマニウムが発生する」…… ああ、これ完全にオカルトですね。 振り返ってみるとこっくりさんのルールにスタイルが似てますし、女子受けが良いのも解る気がします。それで講習会を開き、8万円の道具一式を販売しているって言うんですから良い商売です。もちろん「長岡式発酵玄米」にネームバリューがある以上、健康食レストランなどではそれを看板にしたいし、名乗るためにはオカルトだろうが実践することが必要だっていうのもあるんでしょうけれどね。なんかなあ。 「健康業界」はほんと魔窟だぜ。

発酵玄米は美味しいらしい

誤解のないように書くと「発酵玄米」自体については美味しいし健康にも良いということらしいです。別にオカルティックなことしなくても、普通に圧力鍋で炊いて炊飯ジャーで3日保温すればOK。こちらのエントリでは「長岡式発酵玄米」の胡散臭さを取り除いた上で自分なりの発酵玄米を紹介しているので、参考にしてみると良いかもしれません。 ライフスタイルを発酵熟成する (健康)長岡式酵素玄米は本物か? その1 ライフスタイルを発酵熟成する (健康)長岡式酵素玄米は本物か? その2 この方の提唱する「発芽発酵玄米」はちょっと食べてみたい。

参考

酵素玄米の炊き方: ねるちゃんねる

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【健康に関するメモ】第12回:カット野菜は安全なのか?というお話

180度の虹。

「健康に関するメモ」シリーズについて

このシリーズは健康に関する話題、特に「根拠無く危機感を煽る」または「根拠無く安全性を訴える」ような話題について、科学的な情報を持ち根拠を提示できる人の意見を集め、可能な限り文献や論文、公的機関の報告書に目を通した上でまとめています。情報源としては正しさが疑われるページが多数あることは承知していますが、記述に出典元が付けられており出典元と合わせて合理的であると判断できる場合には、Wikipediaの記述を根拠として採用する場合もあります。 このシリーズの性質上いわゆる「トンデモ」や「似非科学」と言われている話題を扱うことが多くなりますが、始めからトンデモだと決めてかかるのでは無く、もちろん正しいと決めてかかるのでも無く、きちんとした根拠が揃うまでは出来るだけフラットに話題を捉えるよう心がけます。 ただ僕自身は専門の知識を持っているわけではありませんので、どう努力しても1ブロガーのメモ書きを越えるクオリティを保証することは出来ません。基本的には自分が考えるためのベースとしての資料集積でありますし、内容の正しさについて疑問に感じる部分があれば独自に調べることをオススメします。 第12回は、カット野菜の安全性、栄養価などについて。 「カット野菜は悪!」というのは、健康に気を遣う人たちの中では固く信じられていることなのですが、必ずしもその信じられていることが正しいというわけではないようなので、そのあたりにスポットを当ててまとめています。

目次

  1. 「カット野菜は悪!」なぜそう考えられているのか
  2. カット野菜はどう作られているのか
  3. カット野菜の安全性について
  4. 最近のカット野菜の栄養価は?
  5. まとめ

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鰻を食べに行きました

鰻重(特上) 外観 我が家のルールとして、

  • お互いの誕生日にはお互いに鰻をご馳走する
  • 土用丑には(当日を外しつつ)鰻を食べる
というルールがあります。まあ2人とも鰻が好きなんで……1年に何回もないチャンスに鰻を食べましょうね、という。ただ最近の鰻高騰と、行きつけの鰻屋さんのご主人が怪我して店を閉めてらしたのとで1年半くらい鰻屋さんに行けなかったのです(去年の土用丑は結婚式の引き出物でもらった鰻でした)。 で、2人の誕生日をそれぞれ普通の食事でスルーしてしまい、鰻欲が最高潮に高まってしまって、なんの脈絡も無く鰻屋に行ってきました。あーうん、自慢。

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