女連れの男にちょっかいを出してはいけない。(思い出話)


いや、これは僕が個人的にそう思ってるっていうだけで、
『出すな!』とかいう話とはちょっと違うんですけど。

仕事が少し遅くなって、例によってWeller’sで2杯飲んで帰ってくる帰り道に、
僕がそう思うようになったとあるたわいもない件について思い出してたわけです。


それはもう…多分、10年くらい前のことだと思うんですが。
その日僕は、京都の木屋町の焼き肉屋(おそらく風風亭)で、
後輩(♂)と2人で焼き肉を食ってたんですね。

で、当日はプライドかなんかの試合があった日で。
僕ら2人とも特に興味はなかったけど、店で流れてたTVをふと目にして、
そういえば、誰々勝ってたなーとかいう世間話をしてたんです。
ま、よくある話ですよね。

店は結構オープンなスペースに、移動可能な低いしきりで席を作ってるようなところで、
僕らは店の2階に案内されました。
隣の席はおそらく彼女と一緒に焼き肉を食いに来たんであろう若い男。
まぁ、隣が誰かなんてことは僕らも全く気にしてなかったんですけど、
先ほどの試合結果の話をした直後くらいから、隣の席から、
むかつくだの、ふざけんなだのと言ったブツブツが聞こえてきましてね。

僕らは飲んでたんで、しばらくそこにいて、先に隣のカップルが帰りました。
特に何もなく、1階のレジまで会計に行って気にもとめなかったんですが、
2分後くらいに若い男だけが2階に上がってきて、忘れ物かな?とか思ってたら、

お前ら、ふざけんなよ!

僕らは何が何だか分からず、目が点の状態で、
目の前で吠える男と、謝りながらその男をなだめる彼女を見ながら、
不快になるのも忘れて、これは何の余興なんだと。


結局のところ、男の支離滅裂な因縁から推測するに、
その彼は当日の試合放送を録画予約して楽しみにしながら焼き肉を食ってたんですね。
それが、隣の席の2人組によって台無しにされた、と。
普通であれば因縁付けるまではしないだろうけれども、
その時は彼女を連れていて、どう考えても引けなかった。

そうとは限らんだろー彼女関係無しに切れてたんじゃね?とかも思うけど、
いやでも、その男は明らかに彼女を意識して必要以上に切れてて。
彼女の手前だからこれくらいにしたるわ、とかも言ってました。
やー…後輩は柔和な性格だけど、大柄だし、2人とも体育会系だし、
どう考えても格闘技が好きなだけの細身メガネ男子じゃ喧嘩にならないんだけどなぁ…
とか思いながら、空回ってる彼を見てました。


んで、僕の中の結論。

1. 彼女連れの男を刺激してはいけない。

僕はそういうことになったことがないんでアレですけど、
彼女ないしは思いを寄せてる女の子がそばにいるとき、
男って本能的に好戦的になったりしませんか。
どう考えても、好戦的になってる男に萌える女の子なんて少数派なんだけど、
どうもそれが格好いいと思いたいみたい。
わからんでもないけどね…

2. 格闘技好きの前で、ネタバレは御法度である。

別件で、仲の良い友達についうっかり試合の結果を話してしまったことがあって。
僕としては、試合からだいぶ経ってたから、まさか彼が見てないとは思わなかったんだけど、
仕事が忙しくて録画したままになってたらしく。
絞め技で落とされるようなことはなかったけど、てか別に切れてはなかったけど、
あからさまにがっかりしてて、ああ、これは悪いことをしたなぁ…と心から反省しました。



そーんなことを思い出しながら、ほろ酔いで歩いてて、
そういえばその後輩が最近、
異動で川崎から関西に戻ってきたなー(もともと関西出身)と思い出して、
連絡を取ってみたところ、じゃあ飯でも食いに行きますか、ということで日程決定。

話の流れ的に焼き肉でも食いに。


いやー古い話でも思い出してみるもんだなぁ。