改正高齢者雇用法
『改正高齢者雇用法』という法律が成立したらしい。 段階的に年齢が引き上げられ、2013年には、 希望すれば、65歳まで働けるようになるらしい。 老人力という言葉があった。 本自体は読んでいないが(そして確か趣旨も違ったと思うが)、 ややもすると、『老害』という言葉で高齢者を迫害しがちな日本、 経験や知識を豊富に持つ高齢者に、もう少し頼っても良いのかもしれない。 人間の能力として劣っているわけではないのだから。 定年後、働かない…という考えは僕にはまだあまりない。 きっと、ほとんどの日本人にはないような気がする。 働かずに暇な時間を持つことが、必ずしも幸せではない、気がする。 体が弱ってしまって今は隠居状態だが、 しんどくても、『ちょっと手伝ってくれや』と父親に言われる祖父は、 少し嬉しそうだった。 病気も痴呆もあるし、もう仕事はまかせられないけれど(もう90近いし)、 きっと、元気であれば、何かをし続けていることだろう。 仕事を奪うことが、高齢者を手厚くもてなすこと、ではないだろう。 日本の、社会のあり方が、少しずつ変わっている。