雨の恋人達

ひとつの傘を手に 多くの恋人たちが街を行き交う そろって傘を開いたら お揃いの行動が いつのまにか距離を作る ふたりして部屋を出るとき 手にする傘はひとつでいい お互い傘を持って出会ったなら 今日は僕の傘をさそう 雨が少し 強くなってきたから 大きな傘の方がいいだろう? そう言おうと口を開いた僕に ん。 小さな傘を押しつけた この方が 側にいられるでしょ? 僕は何も言わずに傘を閉じて そうだね、と傘を受け取った。 そんな空気が 暗くなり始めた街を包んでいる 僕は一人 ここで街を眺めている

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With More Vivi.

もっとViviと一緒に。 もちろん、暗号なんかじゃなくて、 全部女性ファッション誌です。 コンビニの前にこの順で並んでてなかなか面白い。 この女性ファッション誌ってのは ある意味でコピーライターの勝負、というところもあるんだけど 流行の善し悪しはともかく、 僕から見ると… 醜悪な日本語の巣になってる気がしてしょうがない。 『GALセレブなサマースタイル』 某誌5月号のキャッチコピーだけど、 ぶっちゃけ、言ってる意味がわからない。 GALっぽくカワイイ面も残しつつ、 セレブが着るようなハイソな雰囲気を目指した 今夏のスタイル…ってところか。 基本的にこういう用語ってのは、 知ってる人と知らない人とを差別するために存在してるわけで、 実際それ自体にはほとんど意味なんかない。 こう言うのにしたらそう言えない?みたいな そんな程度の意味しかない、 ある意味では、テーマと言うよりも、 誌面上の企画に対するエクスキューズになってる。 こういう風に言ったら、こういうのもありでしょ?と。 まぁ世の中こういう言葉で動いてる人々もたくさんいるんで 好きにしたらいいと思う、でも、 こういう言葉で引っ張ること自体、 読者を舐めてるんだと思うんだけど、 購買層はこういうの見て、やっぱり、 納得したり、喜んだりするんだろうね。しらんけど。 善し悪しは別として、 こういう女性誌(もちろん男性誌もなんだが)の 馬鹿馬鹿しい言葉遣いがなかなか興味深いので 結構よく読んでます。 もちろん、表紙だけ。

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そんなこと言われてもなぁ…

『好きなんだろ?迎えに行けよ。』 ってそんなこと言われてもなぁ… 『お前の面倒は俺が見るから!』 ってそんなこと 今言えるくらいならとっくに言ってるよ…(苦笑) まぁ、そういう心構えは大事かもしれないけどね。 生きていく上で。 サンキュー、シノミヤ。

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そこにあるもの

夢や憧れ、希望や望み… たとえささやかであっても、誰もが持っている。 でも、夢や憧れを真剣に語る場面はそう多くはないし それが自分の今の延長線上に、 明らかにないときには、特にそうだ。 夢を語っているつもりでも、知らず知らずのうちに 希望や、望み、で、終わってしまう。 僕にも、憧れはある。 でもそれはここに書くことではないし、書きたいとも思わない。 僕がそれに向かって踏み出そうとしたときに 影響を与えてしまう、人にだけ、話せばいい。 『周りの人間』には、唐突であったとしても 自分の中で、ごく自然、であれば、それでいい。 大事なことは、それを口にする、機会と場所を見誤らないことだ。 必死に、『望み』を語ってしまった後では、 『憧れ』がどんな位置にあるのか、伝わらないだろうし 相手に伝わらない、ということは、自分にも伝染してしまう。 相手がわからないことなど、大したことではないけど 自分に伝染することだけは避けたい 大事なことであればあるほど、あしらわれたくない。 時々、考えることがある。 僕は相談を受けることが、多くある、 相手が誰であっても、相談されれば忌憚なく意見を述べる それは僕の信条だし、相手への精一杯の誠実さでもある、 でも、僕のそれは、僕が思うよりも、 上滑りな意見になっているんじゃないか? ものを言う姿勢や考え方だけではなく… 大事なことを口にすることを 躊躇わせるような人間、なのではないか、と。 相手が僕と同じような人間であれば、 お互いが、もっと大事なことについて話が出来るかもしれない。 でも世の中はそう同じ人間ばかりではないし、 だとするなら僕には、 誠実さと、真剣味が足りないんじゃないか?と。 望みや希望は、数多く聞いてきた。 自分のいる道の先のことについてだ、 それがどこまで大事かは僕が決めることではないし、 僕は、僕なりに真剣に考え、聞くだけだ。 ただ改めて考えれば、僕が大げさに考えすぎていたことが 多くあったんじゃないか? そんな話の後に、夢や憧れを語るのは…心苦しい。 そんなことが、今までに幾度かあった。 希望や望みについて、真剣に意見を述べた後で、 人づてに、夢や憧れを聞く。 どうしようもない、気分になる。 笑って話せるならまだいい、励ましたり、詳しく聞いたり、 だが、気づいたら会えなくなっていたり、 連絡が取れなくなっていたり、外国に旅立っていたりする。 ならば、僕のあの時間は、何だったんだ? 大事なことを話すかどうかは、話す人間が決めることだ。 僕だって、請われたって、話せないときには話せない。 きっと、僕とのコミュニケーションには、話すタイミングがない。 ならば、そこにあるものは、何なんだ? 悩みも、苦しみもしないが、 紫煙の陰で、時々、考える。

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気象データ

まぁなんていうか、特に理由はなく 『データ好き』 なんです。 多少気持ち悪いけど。 データ見て、あぁ、なるほどそうなのかぁ…などと 考えるのが好き。 見る人が見りゃわかるってのあるでしょう? 当然専門知識もないんで、裏付けも全くなく、 ただの妄想でしかないわけだが。 最近お気に入りがこれ。 まぁデータ云々より、面白いんで見てるんだけど。 普段、実はあんまり意識しない気象データだけど 数字で見ると、『感覚』が納得できてなかなか面白い。 ま、感覚の方が大事だけどね。 -—— 京都(キョウト) 毎正時の観測データ http://www.data.kishou.go.jp/ maiji/data/47759.html

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びちょ濡れ

傘2本持ってるんだけど、 雨降ってるときに手元に…なかなか無い。 家に2本ともあって今から帰宅、とか、 その逆とか。 折り畳み傘を持てば良いんだろうけど、 当然そんなもの持ってるはずが無く。 (持ってても乾かしたあと入れ忘れる) そういうわけで、晴れの日を挟んだ今日は 朝から大雨、傘は2本とも店、という最悪の状態。 さてどうしよう… コンビニで買っていっても良かったんだけど、 つい2 3日前に同じことをしたばかりで、なんか悔しい。 ふと外へ出てみると意外と小降り。 やけくそ気味に、…もういいや、と。 このままいっちまおう、と。 仕事帰りならともかく、出勤時にそれは… そういう自分はもう頭の片隅へ。 もちろん、後悔しました。 でも、御池通りまで出てしまえば、 そこから地下駐車場内を歩いて、地下街へ抜けて、 河原町通りへ出れば、実はそこからは濡れない。 まぁそうは言っても、 高橋さん(a.k.a. HALFBY)に 『濡れすぎ。』 と笑われたが…。 まぁそういうわけで。 自分のアホさ加減と、 たとえ晴れてても傘は持って帰ろう、という教訓の 確認にはなったのでした。 …誰ですか?タイトル見て、卑猥なことを想像したのは… あ、俺だけか。 こんな単語で検索ヒットされても困るけど(汗)

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夏だそうですな。

だらだらと一日過ごしつつ(日記参照) ちちんぷいぷい曰く、京都は30度越えたとか。 気象庁データによると、15時に29.7℃…まじか(汗) 昨日、まゆみとカウンターで、 『もう夏だねー』『いやーまだだろー』 なんて会話してたんだけど、 すみません、夏でした。 そうかもう夏か… でも日本の場合この間に梅雨があるんだよね。 だから、ラテン調にテンションが上がっていく… ということにならんのかもな。 夏に対してで限って言えば、興をそがれるというか。 春から一瞬初夏になって、 梅雨でちょっとさまされて、一気に夏、って感じだからね。 もしこのまま夏に突入したら… 日本人の国民性ももうちょっと明るかったかもなー なにはともあれ、夏ですわ。 今年の夏は、心も体も健康で、楽しんで過ごしたいな。 うん。

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このところずっと 雨が続いている しとしと 降っていたかと思えば 急に雨足が強くなり 次の瞬間上がってしまったりする 外出するときに 傘が手放せない 子供の頃、 雨が移動していくのが不思議だった 雨は 雨雲が降らしていて 雨雲が 偏西風に流されて 東に移動するのだ…と 理屈の上では分かっていても、 見えない何かが 街を徐々に変えていくような 『もうすぐそっちへ、行くよ』 という感じが不思議だった 雨の降る日は 言葉のない時間が 柔らかい 静けさに癒されるのではなく 静けさに気づくことがぼくを癒してくれる 愛情に触れた瞬間と同じように

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