人の論理と関わり合いを持つということ

なんでしょうかね、2つの感情があります。 始めから見ない振りしておけば、上手く文章がまとまらなくて誤解されることもないし 水掛け論に巻き込まれることもないし、 でも、1つのことになあなあになったら、すべてそうしてしまいそうだし、 上手く表現できなくても何かを表明することは大事なのだ、 どっちが良いという問題ではないんですけど。 論議の正誤に関して、僕が間違ってることも多々あるハズなんです。 このサイトでは偉そうに書きますけど。 自分がそう感じたら、Regina Lynnのように良い意味で素直に翻したい。 その上で、コアな考え方を示したい。 2つの文章読み返すとどうも、最初と最後で論点がずれてて、これじゃみっともないな、 正しく解ってもらえないのも当たり前だな、と思うけど、 かといって、発言を受けて書き換えるのも誠実さを欠くし。 論理の構築ベースが違うから… (そして、最初の文章で無理矢理そのベースを相手に合わせたから→悪く言えば背伸びした) 上手く行かなかったのかもな。 多分、むかついたプログラマから、攻撃的なコメントをたくさんもらったんだろうな。 別にそれ自体を攻撃するつもりは全くなかったんですけどね…。 マジ、どうでもいいし。 心残りは、結局、なんか違うんじゃない?を上手く表せてないことかな。 これはこれで隔離しておいて、 本線は暫く大人しく行きます。 でも、違和感に関しては、今後も考えていくことになるだろうな。きっと。

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島国根性?[2]

島国根性エントリに関して、松永氏から直接コメントを頂きました。 心理状態はさておき、私が松永氏のコラムからインスパイアされてエントリを書いただけであって 氏のコラムの正誤を問題にしていない、と言うことを理解いただけなかったようですので、 この際、氏のコラム内容から離れつつ、改めて書きたいと思います。 私が指摘したかったことは、 島国根性というのは、日本に意識ベースを置くこととは違うと言うことです。 そこには、その国に対する侮蔑の感情、 もし何らかのナショナリティを感じるので有れば、そこに恥という概念を持つことです。 さらに突っ込んで言えば、『島国根性』という単語が成立するのは、 そのような概念が成立すると共感するコミュニティにおいてのみです。 当たり前のことですが、自らにその単語がなければ、その意味は伝わらない。 そういう意味で、このような単語を軽々しく使う氏は、 他言語に関して指摘していながら、実際の意識は極めて内側を向いている、 ということを指摘したかったわけです。 コメントおよび後述ではっきりすると思いますが鎖国とは過去の政治形態を差す言葉であり、 現在使用する場合には様々な意味合いが生じます。 少し考えれば明らかであるその事実を、自らの煽りのために安易に使用する氏の常識に 疑問を呈したと思っていただきたい。 日本語にしか対応しない開発者が、果たして島国根性に当たるのかどうか?

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島国根性?

島国根性について、多少とりちがってるなぁ、と思われる方を見かけたので 何となくエントリ。 太鉄さんトコ経由で、絵文録ことのはさんのトコ。 太鉄さんがえらい苛ついてる様子だったので気になって読んでみた。

多国語で書けるブログはどこ?ブログ124サービス【文字コード】全チェック
実のところUnicodeでなければならないというわけではない。別にTRONでも何でもいいし、UTF-8だろうと16だろうとかまわないのだが、要するに「多国語を同時に扱える環境を提供してください」の一言に尽きる。だから、このエントリーに対して、UnicodeやUTF-8の不備・欠陥を一生懸命主張されても意味がない。つまり、「UTF-8の布教」をしようとしているのではなく、「多言語対応を考えない鎖国的島国根性への反発」なのである。
まぁ、誤解のないように言っておくと、他言語同時云々には僕は関与しない。 僕はソフトウェア開発者でもプログラマでもないし、別に中国語環境も要らない。 ここで指摘しておきたいのは、ローカル意識を島国根性と呼ぶ、 島国の人間の田舎臭さ、についてだ。 世界一般的に見て、自国にローカライズされた考え方を、 自虐的に呼ぶのは日本くらいなものでは無かろうか。 ニュージーランドの人間は、ニュージーランドらしさを島国意識と呼んだりするのか。 非常に逆説的だが、島国という定義そのものが、既に島国根性に取り込まれている。 ていうか、むしろ。 ある国の人間の意識が、その国の文化、言語、習慣にローカライズされる方が 一般的に考えて当然なのだ。 グローバル化する事が上積みになることはあっても、 ローカライズがマイナスであるとするのは極めてネガティブ過ぎる考え方だと言わざるを得ない。 『絵文禄?』の筆者さんは中国語環境との接点が多いそうだが、 中国人という人種を日本人に置き換えて考えることはないのだろうか? 彼らには多分、ローカライズを恥と見なすような、情けない感情は無い。 中国語と日本語を同時に扱いたい、とする筆者さんの気持ちはわかるけれども、 一般的なWEBの言語体系は、 中心に英語があり、それを各国語にローカライズすることが基本なのだ。 それに問題意識をもって、他言語を扱えるコードも開発されてはいるけれども、 完璧ではない、だからこそ、その基本は今でも変わらない。 そもそも。 ローカライズを忌避する割に、中国語に合わせるってのはどういうわけなのだろうか。 彼我が英語でやりとりすれば、少なくともWEB的には解決することだ。 本当に、グローバルなやりとりを行う場所では、英語以外は認められない。 多少でもネットに参画してる人間なら分かりそうなもんなのだが。 日本語を使用することを、鎖国だと言っている時点で、 残念ながらこの方は島国の人間なのだ。 日本に観光に来て、平気でフランス語で話しかけるフランス人は島国なのか? ローカルを鎖国と表現することは、戦後日本が犯してきた過ちの1つだ。 僕は別に右翼ではないけれども、必要以上に日本人らしさを薄める必要もないと思う。 グローバル化を薦める日本人から、こんな言葉しか出てこないことが、 僕は悲しい。

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MSが姿勢一転、同性愛者差別禁止法案を支持

ITmediaニュース:MSが姿勢一転、同性愛者差別禁止法案を支持
MSのバルマーCEOが、同性愛者差別禁止法案の支持を表明した。同氏は以前、中立の立場を表明し、権利団体から強い非難を浴びていた。
Japan.internet.com Webビジネス – 「多様性を尊重」、Microsoft が同性愛者差別禁止法案を支持
Microsoft (NASDAQ:MSFT) は、ワシントン州が審議中の同性愛者差別禁止法案に対する支持を先ごろ撤回したが、その姿勢を変え、再び支持を表明した。
日本では、全く考えられないようなことだが、 アメリカ、ヨーロッパでは、同性愛者も日常のことになっているようだ。 先日テレビでちらっと見た、マイケルJフォックス主演のドラマ『スピン・シティ』(→Wikipedia)でも、 同性愛者である、ということが、ギャグとして通用していた。 これは、日本とは、思いの外開きのあることだと思う。 日本では、認められていないから、こんなことを言ったら差別だと言われるのがオチだ。 みんなが(人によって差はあるとはいえ)ある程度は同性愛を認めているからこそ、 ギャグとして成立するわけで。 日本は2週遅れくらいだ。 先日も、スペインで、同性愛者の夫婦が養子を取れるようになったし、 それ以前に、同性愛者の結婚が多くの国で認められているのも、日本ではまだ考えられないことだ。 (世界で最初に同性愛者の結婚を認めたのはデンマークで、1989年らしい。 『平野恵理子:ヨーロッパの結婚事情』より。ていうか、これ、リンクされちゃってるけど、 なんかの課題じゃないのか…?京産大、大丈夫か?) このマイクロソフトの件に関しても、 本当はこの前段階があって、 『Microsoftはいち早く、福利厚生の対象を同性のカップルにも広げた企業』 ということらしい。 ただ今回、法律に対しては中立を保つと決めたことで、 矛盾しているということで団体から非難を受けたとか。 なるほどね。 さらには、『性的嗜好』による雇用の差別も除外すべきとのこと。 先日、性同一性障害は、自意識の問題で、甘えたことを抜かすな、と 書いている人間を見つけてしまって、見識の狭さにかなりショックを受けたのだけど、 結局は、それが日本人の認識ベースなのかな、と。 (ああ、僕は同性愛者ではありませんが。特に差別意識もない) 同性愛どうこうではなく、『多様性を認める』というマイクロソフトの表明は、 それ自体が、哲学であり、かつ、文化的なベースを示唆している気がする。 僕が、同性愛に関する記事を取り上げなくなるのはいつのことだろうか?

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サーバが重かった問題(続)

先日、5/5夕方から5/6夜に掛けて、 異常にサーバー負荷が上がっていた問題について書いたのだけど、 その問い合わせに対するさくらの返信が届きました。 対処自体はメールを出した、翌日くらいになされていたようなんですが、 一応サポートはGW明けということで返信は今日。 以下、抜粋。

申し訳ございませんでした。 お客様と同じサーバに登録されている他のお客様のサイトにて 負荷の高いCGIにアクセスが集中しており、サーバに過負荷がございました。 該当CGIに制限を施し、設置されていたお客様へは注意を行っております。
いえいえこちらこそ、素早い対応ありがとうございます。 まず、自分が原因じゃなくてほっとした(そんなわけないけどね) それで、該当ユーザに警告が行ったってんで、もう一つ安心。 でも、爆弾はまだいるんだよねー… ま、心配しても仕方ないか。 取りあえず快適になりましたです。

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台風って昔に比べて減りましたよね。

なんか昔はもっと大きな数字まで出現してたような気がしてたんだけど、 あんまり深いこと考えずに、『きっとなにか気象変動が起きているに違いない』 なんて思ってたんですけど。 どうやらそういうことではなくて、気象庁が観測手法を変更した影響みたい。

YOMIURI ON-LINE / サイエンス:お天気キャスター森田さん、台風観測法見直しを訴え
1990年代以降、中心気圧の低い強い台風が、80年代に比べて減ったのは、気象庁の観測手法の変更に原因があることが、お天気キャスターの森田正光さんらの分析でわかった。  台風を実際より弱く伝えることは、データの信頼性を揺るがすだけでなく、被害を広げる懸念もある。森田さんは15日から東京都内で始まる日本気象学会で発表し、手法の見直しを訴える。 >> 記事を読む
あ、違うか、正確には、台風の数ではなくて、 観測手法の違いによって『台風が過小評価されがちである』、という指摘か。 ごめん、早とちりでした。 (それならタイトル変更しろよって話だが) いずれにせよ、ニュースだけ見てると、台風があんまり強くないような気がするが 実際には、昔と同じ物差しで測れば、弱くなっているわけではない、ということのようだ。 過小評価に対する懸念はもっともなのだけど、 直接観測できないんだったら仕方がないよねぇ… でも、温暖化の影響なのか、 最近は、大型の台風や、よく分からない軌道で日本にやってくる台風など、 気象に関する被害も増えているような気がするし、 その辺り慎重に検討して欲しいなぁ。 天気予報が外れて僕が雨に濡れるだけなら良いけど、 農業、漁業、いろんなところで影響があるからさ。

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5月9日はゴクゴクの日!

きき酒師ちえの料理と酒の相性研究: 今日はゴクゴクの日ですよ!
皆さん、いよいよ今日ですよ!さぁみんなでゴクゴクしましょう♪ ちなみに今日はアイスクリームの日でもあります。 1869年横浜にて、日本初のアイスクリームが売られた日だそうです。 でも ゴクゴクの日だって負けていられませんわよ! ゴクゴクで、一足早く夏気分になりましょうね?♪
『面白いサイトを見つけたよ。』経由『きき酒師ちえの料理と酒の相性研究』行き。 またまた、適当に…と思ったら違った!
きき酒師ちえの料理と酒の相性研究: 【募集!】5月9日はゴクゴクの日 トラバ&コメント企画します
突然ですが、今年より 「5月9日はゴクゴクの日」 と決めさせていただきました! 日本記念日協会という組織があり、そこで登録して正式に認定されました。(記念日協会のHPにも近々載る予定です) この記念日登録は、いろんな会社が「○○の日」を申請していることでけっこう有名です(例:グリコが登録しているのは11月11日の「ポッキー&プリッツの日」)
なるほどねーそういう団体があるんですね。 そして個人でも応募できるんですね。 日本記念日協会 というわけで、本日はゴクゴクの日☆ 今夜はビールだな。

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煙草の炎の揺らめき

部屋の灯りを消して煙草に火を付ける。 ふう … …。 真夜中の一服。 昼過ぎに降り出した雨は、時折、勢いを強めたり弱めたりしながら 街灯に照らされたアスファルトの上に 静かに撫でるように、しとしとと降り続く。 滴がトタン屋根に落ちる音が、不規則に混ざり 風は穏やかに雨の臭いを室内に運ぶ。 ふと、煙草に目をやると、 白い灰に覆われた内側で、ゆらゆらと炎が揺らめいている。 内側で揺らめく炎は、紙巻き煙草の真っ白な外装を 舐めるように灰に変えていく、 左から右に、手前から奥に、ゆらゆらと上下に揺れながら、 黒と白の混じり合う、炎の殻を作り上げていく。 炎が完全に通り過ぎた先では、 熱を失った真っ黒な抜け殻が、少しずつしなりを持ち やがて、、、落ちる。 炎は、外装を求めて内側をじんわりと進みながら 淡いグリーンで描かれたゴシックの銘柄を飲み込んだところで フワリと消える。 また、出逢う時まで。

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