引き続き警察に事情を聞かれました(警察署には行かなくて良くなった)

若い刑事のイラスト
某自転車販売店の事件?に関する話の続きです。前回はこちら






事情を聞きに捜査員の方が自宅に来ました

前回はいろいろと事情を聞かれた上で「供述書を作りますので最寄りの警察署で署名いただけませんか」といわれたという話でした。少し時間掛かりますが供述書が出来上がったらまたご連絡しますということだったので、なんとなく連絡を待ってたんですけど、1週間後に掛かってきた電話での話を聞く限りまだ事件性をはっきりさせるには証言が足りないという感じらしく。

手元に過去のWebサイトのプリントアウトしたものなどあるので、それらを見ながらお話伺えませんか?自宅に伺いますので


え、来んの?


まあ良いけど、今日休みだし今日来られるならそれが一番良いなあ。早く終わらせたいし。と思ってその日、捜査員の方がやってくることに。正直言ってこのご時世、ホイホイ見知らぬ人を自宅に上げてしまって良いものかどうかちょっと悩みましたけど、掛かってきている電話番号から身元が警察官であることは間違いなさそうなので協力することにしました。


ついでなので、手元に残っている数少ない資料を漁ってプリントアウトしたりまとめたりというのもしておきました。別に社長を有罪にするためにとかいうわけじゃなくて、早く終わらせたかったので(その日は晩ごはん担当であるとともに夕方以降、不動産屋の担当者が来て打ち合わせをする予定だった)。



ジージャンにスニーカーでした

スーツとかで来ちゃうといかにも警察官が来たって言うのが近隣の住人の方にもバレちゃうので、こういうカジュアルな格好をしてきてるんです


若い捜査員の方は若干照れながらそんなことを言ってましたが、いやでもその格好はその格好で、私服で捜査する刑事ドラマ(相棒とか)そのまんまであり、玄関のドアを開けた瞬間僕は、

(うわ!刑事ドラマやんけ!)


と思いました。気を遣ってくれてたのね。ありがとうございます。



話は1時間ぐらい

「電動アシスト自転車販売店に家宅捜索が入った」と聞いて知ってる人はピンとくると思いますけど、要は電動アシスト自転車として売ってはいけないもの(スピードが出すぎるとかアシストが法令通りではないとかで本来バイクとして売るべきもの)を売ってたというのがあらましです。ただ「罪状」としては「不正競争防止法違反」になるみたいで。つまり電動アシスト自転車じゃないものを電動アシスト自転車として売ってたのが良くないってことなのかな。


ちょっと専門的な部分についてはわかりませんけど、売り方を問題視しているせいか「いつ」「どこに」「誰の指示で」「どんな文言が追加された」というのをしつこく聞かれました。でも知らんもんは答えようがないんですよね。だってもう7年以上前の話だもの。覚えてるわけない。だいたい僕が作ったものは今のサイトにはミリも残ってなくて、僕が辞めた後の指示系統もわからないし、なんなら社長と副社長の奥様が今でも婚姻関係にあるかどうかも知らない。


ただまあ、何も知らんというのもあれなので、まだ警察が把握してないっぽい恐らく全ての情報が保管されている某ストレージサービス(不正アクセスになるんで確証はないけど)をお教えした上で、僕が働いていたときの社長や副社長の人となりについてお話しさせていただきました。





警察署に行かなくても良くなりました

概ね話し終わって。

今日も新しい情報をたくさんいただけたので、これまた供述書にまとめさせて頂きたいと思うんですけど、警察署にご足労願うのも大変だと思うので、供述書出来上がったらこちらにお持ちする形でも良いですか?目を通して頂いて署名だけいただければ大丈夫なので。はい。印鑑なしで署名だけで。


ということなので、警察署にお部屋を取ってもらって伺うと言うことはなくなりました。


なんだ。めんどくせえなと思いつつ、非日常な感じで若干ワクワクしてたのに。ということで僕の出番はもう終わりみたいです。続きは僕の後任に入って来たデザイナーのHさんお願いしますね。Hさんにも捜査員の方がお話聞きにいかはると思うので。今どこにいるか知りませんけど。


いやあ、捜査員の人も大変だと思いました。そりゃ靴も減るわ。



ちなみに:何かやるだろうなとは思ってた

何か事件が起きたとき、報道の取材に対して、

そんなことやる人には見えなかったんですけどねえ


みたいな近隣住民の声みたいなの良くありますけど、ぶっちゃけ社長に関しては、

まあいずれやるんじゃないかと思ってました。「グレーならまだ白」みたいなビジネス感覚の人だったので


と僕は思っているので、別に驚かないです。


なんですかね、悪い人とかそういうことじゃなくてね、基本的に山師みたいな人なんですよ。よく言えばビジネス意欲が旺盛な人です。なので今回のことも法律を犯そうと思ってやったことというよりも、電動アシスト自転車をもっと売ろうとしてついやり過ぎちゃったぐらいのことなんじゃないかなーと思うんですよね。

ざっくり検索した感じ、同じようなビジネスモデルで安価な電動アシスト自転車を製造・販売してる会社、何社かありますし競合して焦ってたのかも知れません。そういう人だからなあ。


ちなみにその手の会社、大体行政指導受けてますけどね笑



商品の質はともかくとして商売としては真っ当に商売してたと思うので(少なくとも僕が在籍していた当時は)、問題を解決して商売を再開できることを願っております。前科は付くだろうけどさすがに実刑判決にはならんだろうしね。