「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2022年7月のデータを掲載)

国会議事堂
内閣支持率のグラフを更新しました






使用データ

NHK世論調査 内閣支持率 | NHK選挙WEB



内閣支持率



54% → 53% → 53% → 55% → 59% → 59%

選挙期間中、NHKは毎週支持率調査をしていて週ごとに支持率が降下していたんですが、自民党の勝利に終わった参議院選挙を経て支持率は再び選挙前の「59%」に戻りました。岸田さんのどの部分が評価されてるのか僕にはさっぱりわかりませんが、特にマイナスを付けるところもないよねと言われれば確かにそうなのかなあと思う部分もあり、何だかんだ1年弱この支持率を維持してきたのはすごいことだなと思います。人気あるんだなあ。菅さんなんて就任3ヶ月で5割切ってましたもんね。


しかし国民の人気というのは、こういうこと書くとルッキズムと言われるかも知れませんけど、ぶっちゃけ見た目の良さが優先されることが多いです。歴代で支持された総理大臣でいえば、断トツで当てはまるのは小泉純一郎元首相であり、細川護熙元首相でしょう。逆に見た目がいかにも政治家という人は支持が伸びない傾向にあって、菅さんなんてほんとかわいそうだなと思うし、グラフの中で言えば典型なのは森喜朗元首相でしょうか。まあ森さんはそれだけじゃないけど。


小渕さんみたいに見た目が政治家で滑り出しが悪くても実績を残して徐々に人気を獲得していく人もいるので一概にどうこうは言えませんけど、岸田さんの場合は若干若々しさを感じるビジュアルであり(64歳なんですけどね。若いよなあ)、爽やかそうな感じが受けて支持が安定しているという部分はあると思うんですよね。願わくば支持が安定しているうちにきちんとしたブレーンを入れて内閣を固めて、思い切った政策を実行してほしい ―― と思ってるうちに1年経ってしまうんですけど。この1年の岸田内閣ってどう評するべきなんですかねえ。よくわからないです。



政党支持率



選挙の時の通例として「支持なし」が下がって他が上がるというのは良くある話なんですけど、いつもなら一緒に下がる自民党が持ちこたえててそりゃ勝つよねっていう感じです。岸田総理大臣就任、衆議院選挙、参議院選挙とずっとそんな感じ。


政党支持率(野党)



野党の支持率変遷を見てみると、衆議院選挙の時と同様に日本維新の会がガツンと上がってて、いよいよもう反自民の受け皿として機能してきた感が出てきました。いままで反自民だと否応なく左派政党を支持せざるを得なかったんですが(それが政治的無関心に繋がっていたような気もします)、そこに日本維新の会が出てきてこれを支持することが出来て結果的に政治への関心を掘り起こしているのかなと思います。その辺りは立憲民主党がどんなに頑張っても(党派性的な意味で)獲得出来ない支持でしょうね。


それ以外で目立ったところというと、こんな感じ。

  • 国民民主党の支持が増えてきてる
  • れいわ新選組の支持が増えて国民民主党と並んだ
  • NHK党も伸びてる
  • それと同レベルで参政党出現

NHK党と参政党は選挙の間だけでしょうから良いとして、国民民主党はこのところ安定して抜け出しててちょっと注目です。玉木代表のおかげかな。よくわかりませんけど。れいわ新選組は……個人的には支持していませんけど、議席を獲得しているし支持も伸びているので、人気があるということなんでしょうね。そういう政党も必要なんだろうなと思います。今まではそこに共産党がいたんですけど、なんか最近パッとしませんしね。政府・与党に対するカウンターアクションだけじゃダメだってことなんでしょう。もう古いよね。



今月はこの辺で。