【レビュー】最近読んだ本をざっくり紹介してみる(2022年5月)

読書感想文のイラスト
最近読んだ本が紹介しきれなかったので4月に引き続いて書こう、、と思ってたのですが、なぜか下書きに埋まってました。掘り起こして仕上げて公開






書籍一覧

大迫傑 / 決戦前のランニングノート



東京オリンピック男子マラソンで入賞後、引退を表明し、のちに現役復帰を発表した大迫傑さんの、東京オリンピックに向けた日々を綴った……エッセイかな。分類するとすれば。はっきり言ってトップランナーのトレーニングがどんなものなのかまったく想像が付かないけれど、それ以外の人間的な部分では僕らとそう変わりはないなと親近感を持ちつつ、しかしそれでも競技にほとんど全てを捧げるプロランナーである以上それはやはり人間的な部分にも影響を与えていて、「似てる部分もあるけどまったく違う」と感じながら興味深く読みました。

最近大迫さんの奥さんのInstagramもフォローしてるんですけど、時々出てくる旦那さんがちょいちょい抜けてて微笑ましいです。今後の活躍も楽しみにしてます。


Number PLUS「さらばF1 HONDA 名ドライバー伝説。」



久しぶりに買ったNumber PLUS。セナの大ファンだったし、ホンダF1を振り返る特集なんて買わざるをえんやろと思って買ったんですけど……正直、セナのページは辛すぎて読めませんでした。なんか今でも上手く消化できてないんだよなあ……深夜のテレビ画面に映し出された止まったままで動かない車の映像。多分一生、飲み込めないような気がします。


高橋京介 / 【令和3年度】 いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集



自分の能力を証明するためには資格を取るのが一番手っ取り早いわけで、フリーランスになって定期的に自己PRの機会もあるわけだしこの際簡単な方から順に行けるところまで資格取ろうと思った第一歩がこれ。書籍自体が非常に面白くて、試験を受けるつもりない人でも読んで勉強になると思います。開発が発生する仕事に参画している人ならエンジニアでも非エンジニアでも誰でも知っておくべき知識が満載です。

ちなみに試験を受けるつもりで3回以上読み返して準備もしたんですけど、結局まだ試験受けてません。いやー、受ける気は今でもあるんですけどなんか面倒くさくなっちゃって。いずれ気持ち入れ直して受けに行こう、と思っています。


吉荒夕記/ バンクシー 壊れかけた世界に愛を



バンクシーのドキュメンタリー的な。ストリートアーティストとして目立つ「バンクシー」そのものを紹介すると言うよりは、バンクシーがいる文脈、ストリートアーティストとは何かであったり注目される前の活動だったりといったことを含めた全体を描いているという点で非常に面白い一冊になっています。

そういえば昔、京大の吉田キャンパスのとある校舎の壁一面にキリン的な絵が描かれてたことがあったような記憶があるんですけど、あれ、いつどうやって描いたのかなあ。もちろんバンクシーではなく京大生の仕業だと思いますが、ストリートの始まりってそういう衝動からですよね。たぶん。


加藤文元 / 宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃



「国と国を繋ぐから『国際』、宇宙と宇宙を繋ぐなら『宇宙際』」という基本的な部分から仕手「お、おう」っていう感じのなかなか難しい一冊でしたが、数学的・科学的な意味で理解出来ているかは別にして、数学者たちがものごとをどのような方法でとらえ、IUT理論がその方法論に対していかに忠実にそして慎重に構築されているかということは理解出来たように思います。

京都大学理学部というと懐かしの北部構内のイチョウ並木なわけですけど、あそこを望月先生や加藤先生が歩いている(歩いていた)かと思うとすごい不思議です。あの校舎の中でそんな研究が繰り広げられていたんだなあ。いや、今も繰り広げられてるのか。



あとがき

時間掛けてしっかり感想を書こうとすると時間ばかり掛かって記憶が薄れてしまう、だったら読んですぐに3行ぐらいの感想を書いた方がよっぽど良いのでは無いか、そんな感じでこの「最近読んだ本をざっくり紹介してみる」を始めたんですけど、そのまとめ記事自体が時間掛かっちゃったら意味ないなあ。大迫さんの本読み終えたのなんて2ヶ月ぐらい前だし。最近も結構色んな本を読んでるので、もうちょっとこまめに書いていきたいですね。


次はこれとかかなー