『金のつぶ』をはじめ、『くめ納豆』『なっとういち』といった数多の納豆ブランドを展開している株式会社Mizkan(以下ミツカン)。1997年に納豆市場へ参入し、今年で25周年を迎える。「納豆はたれで選ぶ時代へ」というCMコピーに象徴されるように、たまご醤油たれ、梅風味黒酢たれ、焼肉タレなど、斬新なタレを開発し、納豆に多様性を持たせシリーズ展開している。
日本のソウルフードに起きた“タレ革命”四半世紀かけ「納豆」に多様性をもたらし続ける理由 | ORICON NEWS
(中略)
この『たまご醤油たれ』を、津野さんは「変革と挑戦を繰り返してきた、mizkanらしい商品」だと表現している。さらに同社では、豆と発酵の組合せで新しい納豆の世界を作ったり、調味料メーカーとして培った技術でタレのおいしさの世界を広げたりと「新しい価値を持った商品開発」を大切にしつつ、ユニークなタレを開発。2020年発売の『ご飯に合う濃厚タレシリーズ』も、今までにない発想による商品として注目された。
納豆のタレは捨てるもの
実際に調査したたらどうなるかはわからないのでなんとも言えないんですけど、僕個人の感覚では「納豆のタレは捨てるもの」という感覚です。僕にとって納豆は基本的に醤油なり卵なりキムチなりと合わせて食べるものであって、そこになんらかの調味をする必要がないものです。納豆そのものが既に美味い。なのにその味を既存の食品(例えば焼肉)に寄せていきたいと考える食品メーカーの考えがそもそもわからない。だから僕にとって同じ納豆なのにタレを変えただけで「差別化した」と言い張ってしまうような浅薄な商品はそもそも購入の対象外です。そんなにタレにこだわりたいなら、納豆に抱き合わせて売るんではなしにタレだけで商品化されたらよろしいのではないですか。なぜそのタレの研究費を納豆に転嫁しようとするのか。皆目わからん。
タレと一緒に付いてくるカラシもそうで、そんなもの付けたい人は自宅の冷蔵庫にチューブカラシを常備しておけばよろしい。納豆の方で用意していただく必要なんてないし、そのためになんらかのコストが掛かっているのであればカラシを付けない分安くしていただきたい。毎日、毎日、納豆を食べながらそこに付いてくるタレとカラシを捨てながら、なんて無駄なんだといつも思っています。
ミツカンもイトーヨーカドーを見習え
具体的な商品としては、タレとからしを抜いている「極小粒納豆 40g×3」(51円)、「焼そば 5食入」(138円)、「小麦の味 そのままの食パン6枚」(95円)、「保存用ポリ袋」(78円)などをラインアップしている。全国のイトーヨーカドー129店舗で販売している。
「タレ」「からし」抜いて納豆を安く イトーヨーカドーの低価格ブランド、累計販売金額が20億円を突破:コスト削減 – ITmedia ビジネスオンライン
「納豆 タレ」でGoogle検索すると「いらない」が推測候補の上位に来るし、タレやからしを邪魔に思っている人はかなりの割合になると僕は思います。好きな人は買えばよろしい。でも納豆に付ける必要ありますか?それ、昔はユーザーの利便性を考えてのことだったかも知れないけれど、今はただ単に単価上げて売り上げ稼ぐための手段でしょ?
そんなこと考えも及ばずに、タレの開発にコストを掛けてそれを納豆に付けるだけで「新製品!」といってしまうミツカンの人たちのズレっぷりに驚愕した記事でした。考え直した方がいいよ。あなた方、本当に納豆好きなの?本当に納豆好きでそのタレが必要だと思ってるの?
皆目わからん。普段どんな納豆食ってんだよ。