今日も道を聞かれた

方向音痴の女性のイラスト
理由はよくわかりませんが僕、観光都市・京都のなかでも特に道を聞かれやすい体質です。コロナ前であれば日本人、外国人問わず色んな人に毎日道を聞かれました。道を教えるのは得意ですし、別に良いんですけど、急いでいるとき(そういう空気を出しているはずのとき)でも容赦なく道を聞かれるのでなかなか厄介な体質です。それでも丁寧に教えますけど



お久しぶり

新型コロナウイルスの影響で観光客が激減し、道を聞かれる機会も殆どなくなっていたのですけど、先日久しぶりに道を聞かれました。


道を聞いてきたのは中年の女性2人。その時の僕の状況はというと、昼過ぎにコインランドリーの大型洗濯乾燥機に入れていた毛布2枚を取りに行った帰りで、その毛布を両手に抱えていました。

なおかつ、体感的にも空模様的にも雨雲レーダー的にもいますぐ雨が降り出してもおかしくないという状況で、せっかく洗ってあとはしまうだけになった毛布が雨で濡れないように必死で急いでいるところ。走ったら走ったで汗だくになって毛布が汗で濡れてしまうので、絶妙の急ぎ加減の早歩きで家路を急いでいたんですけど、いやあ困ってる人というのは藁をもつかむのですよね。

僕だって知らない街で迷ったら道を聞くだろうから気持ちはよくわかるんですけど、いや、でも、もう雨降りそうなんです!


おふたりが探していたのは近所の大きなホテルで、わかりやすかったのでその場ですぐに道を教えられましたけど(まっすぐ行ったら300メートルぐらいで左側に大きなホテルが見えてくるので、駐車場を左に曲がってください)、さすがに状況が状況だけに笑ってしまいました。確かに周りに人はいなかったけどさ。



間に合った

最終的に家に着く10メートル前でポツッときて、そこからダッシュで駆け込んでギリギリセーフ。なんとか間に合いました。いやあ危なかった。聞かれた道がもう少しややこしかったら、例えば知る人ぞ知る珈琲焙煎所とかゲストハウスとか陶器の美術館とか、雨に打たれ失意のままコインランドリーに戻り、洗濯乾燥機に再び1,300円を投入することになっていたかも知れません。やれやれ。



観光都市に戻るとき

こんな風に道に聞かれるのも、本格的に観光客が戻りつつあるということでしょうか。修学旅行生も多く見掛けるようになってきましたしね。

来月からは外国人観光客の受け入れも再開していくようなので、徐々に元の喧噪に戻っていくのかな。京都財界にとっては厳しい期間だったかも知れませんが、我々市民にとっては束の間の静寂でしたね。


政府は新型コロナの水際対策で止めていた外国人観光客の入国を来月10日から再開することを決めました。 98の国と地域を対象とし、感染対策を徹底するため、まずは、添乗員付きのツアー客に限定することにしています。

外国人観光客の入国 来月10日から再開へ 当面添乗員付きに限定 | NHK | 新型コロナウイルス