「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2021年11月のデータを掲載)

国会議事堂
内閣支持率のグラフを更新しました。






使用データ

NHK世論調査 内閣支持率 | NHK選挙WEB



内閣支持率


49% → 53%

あれこれあった衆議院選挙が終わりまして、最終的に議席数は減らしたものの絶対安定多数を確保して自民党および与党大勝利、野党は立憲民主党と共産党が議席を減らすなど残念な結果になりました。選挙中も期間によって与党が失点したり野党が失点したりいろいろでしたが、結果的には「前評判高かった野党だけど結果的にはいまいち期待に応える感じじゃなく岸田さんと自民党に任せるしかないか」という感じでしょうか。

いや正直いうと国民感情がそこまで自民党や岸田さんに対してポジティブだとは思えないんですけど、でも支持率が伸びてること考えるとなあ。ちょうど1年前、就任3ヶ月後の菅さんの支持率が56%で、内閣支持率が50%を超えたのはそれ以来ちょうど1年ぶりのことです。もちろん例によって「期待込み」の数字であって今後数ヶ月の動き次第では急落だってあり得るんですけど、岸田さん個人に関していうと「賭けに勝った」ということで良さそうです。


小渕さんとか地味な立場から実績で盛り返した人も歴代首相にはいますから。ここからが腕の見せ所、ですかね。



政党支持率




さすがの選挙効果というべきか、「支持なし」が大幅に減りました。2021年9月に40.2%だったのが11月は28.6%に。比例もありますし選挙があると否応なく政党を選ぶことになるんですよね。基本的には増分は野党に分配される形になるんですけど一方で自民党の支持率もバキッと上がっていて、「支持なし」の構成も結局は「支持あり」の人とそんなに変わらないのねという印象です。


政党支持率(野党)




野党に注目して見ると、やはりどうしても目がいくのは日本維新の会の支持率の伸び方(1.8 → 7.3)。わかってはいましたがハンパないですね。立憲民主党や国民民主党も増やしてはいるんですけど、やっぱり本来欲しかった数字を日本維新の会にかっさらわれたという印象は否めません。共産党に至っては支持を大きく減らす始末で、野党共闘で立憲民主党にはプラスがあったけど共産党にプラスがあったかは、、どうなんでしょうね。反自民だから共産党候補に投票、、とはなかなかなりませんよね。常識的に考えて。


この連載では繰り返し書いていますが、日本維新の会というのは結党以来何度か躍進のチャンスをつかんでいるのですが、そのたびに不祥事やら内紛やらでチャンスを逸して少数野党に留まってきた党であります。今回は今までの躍進と比べても突き抜け方がハンパないので今までとは全然違う展開になるのかも知れませんが、来夏に参議院選挙もあることですし、右派なんだけど自民党ではない野党という独特な立場を活かして今度こそ頑張って欲しいと思う次第です。

まあ選挙前はそのポジションは立憲民主党が座る予定だったポジションなんですけどね……立憲民主党はイデオロギーに基づいてもう少し上手く政策を整理して、国民の想いに真の意味で寄り添うような政党になっていただきたいですね。ただまあそれはそれとして「創業者」の枝野さんを外してしまってホントに良いんだろうかって気は個人的にはしますけど。枝野さんは立憲民主党の魂そのものだからなあ。



今月はこの辺で。