味噌仕込み 2021

なぜかあんまりブログに書いて来ていませんでしたが、ほぼ毎年自家製味噌を仕込んでいます。最初に仕込んだのが2011年らしいので、今年で11年目。多く仕込みすぎてスキップした年があるので10回目かな。




「我が家で」と言いつつ大変な作業(大豆を茹でてフードプロセッサーで潰す作業)はすべて奥さんがやってて、僕は塩切り麹を用意して混ぜたものを保存容器に投げ入れるだけなので、僕はほとんどお手伝いみたいなもんです。年中行事に参加する的な。後片付けはやりますけども。
















今年も5kg仕上がり。大豆1kg、米麹1.5kg、塩500gで5kg弱の味噌が出来上がるの、なんか計算が合わない気がしますが、1kgの大豆を浸水すると重さは倍以上になるのでその分かな。食べられるようになるのは来年の夏以降です。美味しくなると良いな。




ちなみに:普通は寒い時期に仕込みます

味噌は寒い時期に仕込むのがセオリーで、発酵が十分でなくカビやすい仕込んだ直後は気温が低い環境におき、発酵が十分に行き渡ったぐらいで暖かくなり始めて、夏を越えて一気に発酵が進んで秋に出来上がる……というのが一般的な流れです。多分どこに習いに行ってもどんな本を読んで妄想書いてあると思うんですけど、最近の我が家はあんまり仕込み時期を気にしてません。今年は10月ですし、去年はまだ暑い9月に仕込みました。近所の味噌屋さんに米麹を買いに行ったら「え、今この時期に仕込むんですか!」って驚かれました。そりゃそう言うよね。僕だってそう思う。

この時期に下手に「味噌仕込みました!」なんて言ったら、味噌作りに一家言ある人たちからいろいろと言われそうな気もしますけど、でもねえ、なんか大丈夫なんですよ。前年の味噌を少し混ぜることで発酵が進みやすくなってるからというのもあるのかも知れませんし、保管場所がたまたま良い環境なのかも知れませんけど、今までカビたことはないですし1年後にはきちんと美味しい味噌になってます。この時期に仕込むことを推奨するわけではありませんし、初心者にはお勧めしませんが、でも寒い時期じゃないと仕込めないってわけじゃありません。



というわけで、我が家の味噌仕込みは「前年仕込んだ味噌を開けて少し経ったら次のを仕込む」というタイミングでの仕込みになってます。2021年は10月でした。来年はどうなるかな。




我が家で味噌の仕込みに使ってるやつ、野田琺瑯の保存容器。扱いやすく丈夫で重宝してます。