「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2021年7月のデータを掲載)

国会議事堂
内閣支持率のグラフを更新しました。



使用データ

NHK世論調査 内閣支持率 | NHK選挙WEB



内閣支持率



40 → 38 → 40 → 44 → 35 → 37 → 33


さあ、やって参りました就任後最低支持率!

東京オリンピック・パラリンピックを強行することや、ワクチンが予定通りに供給されないこと、飲食店に休業要請をすること、酒類の提供を制限することなどがすべて菅さんのせいなのかどうなのかっていうと微妙なところありますけど、国民の不満が時の政府、特に内閣総理大臣に向かうのは致し方ないことでありまして、菅さんの支持率が33%、不支持率が続伸の46%と聞いても「むべなるかな」としか言いようがありませんね。何とかするのが難しいところを何とかするのが総理大臣だろう!というモンスターカスタマー並の要求を国民はしてきますからね。仕方ないね。


歴代任期途中で辞めていった総理大臣の支持率を見返してみますと、やはり「30%」を切ったぐらいから正念場です。小渕恵三さんのように、支持率20%から53%まで劇的に回復するという希有な動きを見せた方もいらっしゃいますが、あくまで例外。古くは橋本龍太郎さん、最近では安倍晋三さん(一期目)、福田康夫さん、民主党の3人(鳩山由紀夫さん、菅直人さん、野田佳彦さん)と、30%を切ったタイミングで「進退伺い」のような状況に突入し、後任選びが加速した感じがあります。「30%」というのはたかが数字ですがそれでも内閣にとっては死守しなければいけない数字です。

ただねー。残念なことに回復する見込み、ないんですよねー。オリンピックが盛り上がって支持率回復みたいなの期待していた節があるけどこのぐだぐだな感じじゃそれもなさそうだし、職域接種やかかりつけ医での接種でワクチン接種が予定よりも早めに進む→支持率回復みたいな思惑も、ワクチンが思うように供給出来ずに頓挫。おまけに任期切れという待ったなし状態で9月以降、自民党総裁選と衆議院選挙が連続であるわけで、なんかもうこれ政党も国会議員も国民もみんな負けみたいな状況になりそうなんですけど大丈夫なんでしょうか……


今、菅首相と自民党が信用出来ないというお気持ちは理解出来るとして、では投票する先は誰なのかっていうとそれ、立憲民主党や共産党か?っていう話だと思うんですよね。君ら大して変わらんやんと。そうなると結局投票率が激低選挙になって、公明党の組織票ががっつりきいて自民党が何とか持ちこたえて現状維持みたいなことになるわけでしょう。いやあ、みんな負けですよねえ。どうするんですかね。これからの2ヶ月間でなんかこうナポレオンみたいな凄い人が出てきたりするんでしょうか。いやあ……出てきたとしても極論振りかざすピンク服の人ぐらいなんだよなあ。そんで京都市左京区お住まいの真っ赤っかな人たちが狂喜乱舞して、蓋開けたらみんなお通夜みたいになるんだぜ。もうちょっとこう、具体的な明るい未来見せてくれる人いないんすかね。



政党支持率



数ヶ月掛けて自民党が少しずつ支持率を下げていっているのが気になりますが、現状考えれば仕方がないことなので、「それでもまだ34.9%も支持されている」と考えるべきことなのかなあと思います。支持率第2位の立憲民主党が6%で1/5以下なんですから。

その他の政党支持率には目だった動きはありませんでした。立憲民主党始め、共産党、日本維新の会、国民民主党、社民党などが低迷したままなのも変わらず。菅首相の支持率が33%になっちゃってることを考えると、立憲民主党は反自民等党の急先鋒としてもう少し支持率を集めても良いんじゃないのと思うんですけど、なんでこんなに人気がないんですかね?たったの6%ですよ?立場的にはせめて15%ぐらいあってもいいと思うんですが、6%じゃあねえ。自民党も相手にする気が起きないというか。

先日行われた東京都議会選挙の結果は、直近の国政選挙に影響を与えると言われますが、与党(自民党+公明党)が過半数を得られなかったとはいえ、一番のライバルは地方政党である「都民ファーストの会」であり、自民党の獲得議席33に対して共産党が19、立憲民主党は15でしかありません。支持率考えたら善戦はしてるんですけどでも風を吹かすほどではないかな……次の衆議院選挙はまた「こなすだけの選挙」になるんですかねえ。自民党としては内閣支持率も低迷していることだし、それでしのぎたいところなんでしょうけど。どうなんですかねえ。さっぱりわかりませんね。



今月はこの辺で。