そうはいっても9月ぐらいになりそうなんですけど
新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり河野規制改革担当大臣は、菅総理大臣とアメリカの製薬大手ファイザー社との間で、ワクチンの追加供給を受けることで実質的に合意したと明らかにしたうえで、国内のすべての対象者に必要な数量を9月中に供給できるとの見通しを示しました。
ワクチン“全対象者に必要な数量 9月中に供給可能の見通し” | 新型コロナ ワクチン(日本国内) | NHKニュース
(中略)
「9月末までに対象者分のワクチンを供給できる状況にした。16歳以上はカバーできる」と述べ、すべての接種の対象者に必要な数量を9月中に供給できるとの見通しを示しました。
というわけで今年の夏は間に合いそうにありませんね。旅行に行けるのはいつになるのか。
ワクチンは重症化防止と感染拡大防止のためのものです
HPVワクチンに関する話において一部に色んなことを言う人が出て公益性を損なうということが起きていますが、新型コロナウイルスワクチンに関しても、恐らく自分の不安を紛らわせるためなんでしょうね、根拠不明な様々なことを言う人が存在していてHPVワクチンと同様に公益性を損ないそうです。「ワクチンを接種することである種の機械を体内に埋め込まれ、思考が操作される」みたいな話を本気で口にしている人とは、今後一生関わり合いになりたくないし、どこか離島にでも隔離されて死ぬまでそこでひっそり暮らしておいて欲しいとすら思うんですが、薄い知り合いとか、知り合いの知り合いが主催してるコミュニティとか、それぐらいの距離感でそういう人たちが存在していてほんと驚きます。バカなんじゃないの。ワクチンの副反応については「結構ツラい」「特に2回目がツラい」「休みの前日に打つのがオススメ」といった話が、先行して接種した医療関係の友人たちから上がってきていて、それに対して不安を覚えないかと言われたら嘘になります。ただね、あくまで個人の見解ではありますけど、「ツラい」で済む程度の副反応ならワクチンを打たないことで生じるリスクを軽く超えると思うんですよ。血栓が生じて生死に関わるというレベルの副反応ならもちろんリスクが高すぎますけど、報告されているのはアストラゼネカ製で日本で提供される予定のファイザー製ではそういう報告は(まだ)ありません。この状況でワクチン接種を忌避するだけの、合理的な理由は僕には思いつきません。
将来、ワクチン接種が公共施設の利用や海外渡航の条件になるのは確実
それに加えてワクチンを接種しないと、様々な行動が制限される可能性があります。それに抗議するのは自由ですし、であったら公共施設は利用しないし海外渡航もしない、そう考えるのも自由ですが、僕はそうは思いません。新型コロナウイルスの影響が小さくなったら海外旅行だってしたいし、大規模なイベントにだって参加したい。スポーツ観戦や観劇だって楽しみたい。それらの条件がワクチン接種だというのなら、喜んで接種しましょう。そういう意味での接種は、ある種の「社会貢献活動」です。僕はそう思います。先に述べたとおり、16歳以上の日本人全員がワクチン接種出来るようになるのにはまだ半年近く掛かります。その間に副反応などの状況が変わることもあるかも知れませんし、新たなワクチンが開発されることもあるかも知れません。深刻で高確率の副反応が明らかになれば、僕も「ワクチン接種を止める」ということはあるでしょう。でも現状、ワクチンを打たないことによる明確なメリットが存在しない以上、接種する以外の選択肢は僕にはありません。高熱とか頭痛とか、考えるだに憂鬱ですけどね。仕方ないですよ。それで少しでも安心と安全が得られるなら、それぐらい我慢しましょう。
何度も言うけど、まだ半年ぐらいかかるんですけどね。早く準備出来ないかなあ。