大正時代の近畿地方の駄菓子屋では、水で溶いた小麦粉に刻みネギやわずかな肉片などを乗せて焼き、ウスターソースを塗ったものが「洋食」と銘打って売られていた。当時は小麦粉やソース自体がエキゾチックな食材と見なされており、お好み焼きのルーツのひとつとされる料理である。
一銭洋食 – Wikipedia
今でこそ普通の「和食」になっているけれど、考えてみれば確かに小麦粉もソースも何ならキャベツも日本に元々あるものではないし、クレープの延長上にあるものと考えると確かに お好み焼きは洋食 だわ。あまりに日本に馴染みすぎててわからなくなってましたけど。今でも地域によってはお好み焼きのことを「洋食」と呼称するところもあるそうです。
ちなみに京都・祇園にある「壱錢洋食®」はこんな感じ
(壱錢洋食 公式サイトより引用)
下部分はクレープ状で、お好み焼きに比べると軽食感があるけどでも確かにお好み焼き感はある。なんだろう、ガレットみたいな感じ?よりおかずとして食い出がある感じにボリューム感を増していくとお好み焼きになるって感じかな。そういえば広島で言う「お好み焼き」(広島以外で言う「広島風お好み焼き」)って、生地に具材を混ぜ込まずにまず生地を伸ばして焼いて、その上に具材を乗せていく形だからそういう意味では「洋食」に近い。「洋食」からの発展の仕方にも色んな形があると言うことなのね。
勉強になりました。なるほどそうかー、アレは洋食だったか。
(なお冒頭の画像の「ようしょくや」さん(京都市上京区)はランチは普通に洋食(ハンバーグや海老フライなど)、夜はお好み焼き・鉄板焼きというお店らしいです。両方かよ!)