久しぶりにデジタル一眼レフカメラを引っ張り出したら時が止まってた

たまには一眼レフも触ってみようかと思ってしまい込んでいたNikonの「かつての」エントリーモデル「D70」を引っ張り出してきました。エントリーモデルといいつつも配備された機能はミドルモデル並という尖った機体で、長くお気に入りだったカメラです。調べた結果、メディアを認識しない時があることとバッテリーがかなり消耗していることを除けば特に使用に支障のある問題はなさそうで、ちゃんと使えるレンズも3本あって今でも使える状態になってました。おお。




とにかく記録メディアが玉手箱状態

今どきのデジタルカメラは動画撮影出来て当たり前ですが、「D70」は古い機体ですから(2004年発売)当然のように写真しか撮れません。画素数も今どきのカメラは2,000万画素以上、iPhoneのメインカメラでも1,200万画素ですが、「D70」は控えめな610万画素。必然的にそんなに大きな容量の記録メディアは必要ではなく、そして当時、大容量メディアは恐ろしく値段が高かったこともあってカメラに刺さっていた記録メディアはこんなのでした。





SanDisk Ultra II コンパクトフラッシュ 512MB。2003年発売。

当時これをいくらで買ったのかはよく覚えていませんが、Amazonだとえらい値段になってます。なんだこれ。多分定価は6,000円ぐらいだったと思うんですが、需要があるんでしょうかね。






一方で今どきのコンパクトフラッシュは最低でも2GBぐらいから、6,000円あったらこれが買えます。






64GB。容量でいうと128倍やないか!つまり2003年当時に比べて値段が128分の1に下落してるってことです。18年も前だけどそれにしたって変わりすぎですよね。ほとんど製品のないコンパクトフラッシュだからこの値段だけど、SDカードだったら風で飛びそうなmicroSDだって128GBでこれです。






単位当たり値段でいうと、512分の1。18年間でここまで値段下がりますかね。浦島太郎ってレベルじゃないぞ。



でもレンズは変わらない

というわけで記録メディアでかなり驚き、時間の流れを強く感じたのですが、それでも持っていたレンズは変わりません。リングが回らないものや装着しても認識しないレンズもありましたが(一番高い明るいズームレンズが壊れてて泣ける)、それでも使い勝手の良さそうなレンズが3本生きてました(カビが生えることもなく傷もほぼ無い)。街撮りとか静物撮影、ポートレイトぐらいなら問題なさそうです。





なつかしいなあ。一時、単焦点50mmをつけっぱにして写真撮ってた時期があったなあ。F2.8ってことは単焦点の中では安い部類に入ると思うんだけど、このSIGMAのレンズはすごい扱いやすいレンズで、マクロモードだと最短撮影距離0.188m。ソニーマウント用の同等製品が50,000円前後なので、良いレンズには違いないですね。買った当初、何でもかんでも接写で撮ってたなあ(マクロあるある)。






ちなみにTAMRONもSIGMAも今でも元気に営業してるみたいですね。経営が苦しいNikonよりよほど順調そう。すごいね。


株式会社タムロン コーポレートサイト
SIGMA|株式会社シグマ



少しずつデジタル一眼レフも使っていこうかな

スマホの便利さには到底敵いませんが、サラッと撮ってみるとやっぱり一眼レフで撮った方が味がある。なんなんでしょうね、この感じ。「D70」で最後に撮った写真はいまのところこれみたいなんですが、やっぱりスマホで撮るのとは全然違う。





画素数で負けてても何か、違うものがあるんでしょうね。良し悪しは別にして、ソフトウェアだとかレンズだとかメディアだとか、関係する要素が増えれば増えるほど、味が増していくような?



計画中の「コンパクトフラッシュ無線化」が上手く行くかどうかはわかりませんが、とりあえずコンパクトフラッシュを読み込めるカードリーダーは買いました。問題なく接続出来写真も取り込めたので、保存も不安なしです。頻繁な登場になるかはわかりませんが、また少しずつ触って行けたら良いなと思っています。やっぱり改めてカメラ、いいよね。