制服とは

料理をするシェフ・コックさんのイラスト


制服(せいふく)とは、会社、学校あるいは軍隊・警察など、ある一定の集団や組織の所属者が着用することを目的に規定された服のことである。同じ集団内でも、男性と女性、軍隊などの階級によって制服のデザインが異なる場合も多い。

制服 – Wikipedia


飲食店では制服が決まっている店が多いです。パッと見で誰が店員かわかるようになっているというのもありますし、キッチンの場合は汚れることが多いので着替えるということもあるでしょう。まあ、普通のことですよね。スペインレストランではシャツとズボンは自前でしたがデザインが指定され、エプロンだけが支給されました。まあでもだいたい同じ格好に見えたので良しかな。居酒屋ではキッチンには上下制服とサロンが、ホールにはシャツとパンツ、ショートエプロンが支給されていましたね。社長も同じ格好。フードコートではユニクロのポロシャツ(黒)と帽子(黒)が提供され、下は自前の黒いズボンをはいていました。まあ、火葬場併設のフードコートなんでそんなもんですね。



今のレストランでは

今のレストランで驚いたのは、まず、「制服のパターンが複数ある」こと。キッチンの場合、次のような組み合わせがあります。


  • 白いコックコート+コックズボン+サロン+コックシューズ
  • 青いレストランTシャツ(半袖)+コックズボン+サロン+コックシューズ
  • 青いレストランTシャツ(長袖)+コックズボン+サロン+コックシューズ
  • 白いコックコート+コックズボン+エプロン+コックシューズ
  • 青いレストランTシャツ(半袖)+コックズボン+エプロン+コックシューズ
  • 青いレストランTシャツ(長袖)+コックズボン+エプロン+コックシューズ

加えて、料理長はいつもコックズボンではなく私服のジーンズ着用。自由だなおい。


ホールの場合でも下のような組み合わせがあります。


  • 青いシャツ+私服のズボン+サロン+私服のスニーカー
  • 白いシャツ+私服のズボン+サロン+私服のスニーカー
  • 青いレストランTシャツ+私服のズボン+サロン+私服のスニーカー
  • 黒いレストランTシャツ+私服のズボン+サロン+私服のスニーカー
  • 白いコックコート+私服のズボン+サロン+私服のスニーカー

店長は私服のジャケット、シャツ、パンツ。自由だなあ。

正直、客から見たらバラバラすぎてわけわかんないと思うんですよね。これ制服なのか?制服といえばそれでも従業員から見たら楽。楽だけどでもそれ、制服じゃないんですかねー。キッチンに関してはわかるんですよ、実際めっちゃ汚れますし。でもホールはもう少し統一しても良いんじゃない?東京にある店舗のPRを読むと、たくさんある制服の組み合わせをスタッフそれぞれが選択出来ることが特徴的なことを書いていましたけど、そんなのどうでもいい話じゃないんですかねえ。客目線で見てそのことを評価する声とかあるんですか?制服にバリエーションを付けたいならそれでも良いけど、せめて私服のズボンや私服のスニーカーも何とかしたら良いと思うんですけど。


別に制服がなければいけないとまでは思いませんが、もう少しお客様から見てわかりやすいようには出来ないかなあと日々思ってます。せめてなんかわかりやすいアクセサリーを付けるとかさ。従業員が豊富な制服のバリエーションを楽しめるとか、どうでもいいよね。



オマケ:不景気で煽りを食らったもの

経費削減の施策の一環として、これまで週2回ぐらいクリーニングに出されていたのが週1回になりました。働いた当時の説明では、制服は汚れていてもいなくても毎日新しいものに交換することとなっていたんですが、今それやるとあっという間に着るものが無くなってしまいます。それでは困るので従業員側の対応としては、「なるべくクリーニングに出さずに使い回す」ということになりますが、制服というのは基本的に貸与であり、クリーニングすることとセットになっています。クリーニングに出される制服が減れば、クリーニング後に新しく支給される制服も減るわけで、新しい制服を手にするチャンスも減ります。

最終的にどうなるかっていうと、クリーニングの頻度を落とすことによって従業員の制服が軒並み汚くなっていくんですね。衛生上問題があることはありませんが(そもそも毎回新しいものに着替えろっていう方が過剰だと僕は思います)、だったらだったでなんらかのブリーフィングが従業員に対してあるべきだし、基準を示すべき。そういうことをせずになんとなく経費削減をしていくのって、なんかもうほんとに不景気なんだなあという気がしていやですね。そういうの、前職の居酒屋でもありましたけどね。まだ、自宅で洗濯してきてくれって言われてたスペインレストランやフードコートの時の方がいいかも。まあ、自宅でコックコートは洗濯出来ませんが。



制服と一口にいってもいろいろですね。