キッチンにおけるポジション分けと育成課程
ポジションと仕事の覚え方の順序としては、- サラダ場(サラダや前菜の盛り付けを担当)
- 揚げ場(フライドポテトなど揚げ物とデザート担当)
- グリル場(肉を焼く) ← イマココ
- ピザ場(ピザを焼く)
- パスタ場(パスタ担当)
という流れになっていて、新人はとりあえずサラダ場からはじめることになってるみたいなんですが、人員的な都合なのか僕個人のスキルの問題なのか、僕はいきなりグリル場から入ったので、他のところ経験していないんですよね。個人的にはサラダ場で盛り付けを学びたいし、揚げ場で揚げ物の経験も積みたいんですが、まあまだ入って3ヶ月しか経ってないしそのあたり徐々に学んでいけるだろう……
なんて思ってたんですが、次に僕に割り振られるポジションはどうやらパスタ場でした。マジかよ。
もちろん、味を決める部分はほとんどないです
とはいえ、イタリアンの経験があるわけでもないので、自分で味を決めてパスタ料理を作れという話ではありません。僕に出来るかどうかという問題ではなくて、そこは店の重要な部分なので確実に出来る人間が担当します。僕に与えられる役割は、既に仕込みで味が決めてあるパスタソースを温め、具材を投入してパスタと合わせて盛り付けるという作業。もちろんそこにも塩味とか、パスタのゆで加減、ソースの乳化具合など大事な技術・ポイントはたくさんあるわけで決して簡単ではありませんが、あくまで組み合わせの延長になっているのでちょっと気は楽。ソースの扱いも「ソース・ノワゼット」的なものを作ったりして少しずつ慣れて来ているし。
ただそれでもパスタといえば、肉料理、ピザと並んで店の顔であるし、ソースが決まっている分失敗するとそれがわかりやすく出てしまうメニューでもあるので、プレッシャーはあります。肉だったら多少であればやり直しはきくけれどパスタはなあ……僕に出来るのかしら。
社員候補?のフリーター(24)は様々なポジションを
元々は僕がいない日のグリル場を担当する(それまでグリル場を担当していた社員は退職する社員の穴埋めに)予定だったようなのですが、経験が豊富で色んなことが出来るし基本的なところも広く教えるということになったようで、サラダ場をやったり揚げ場、ピザ場もやったりしています。覚えることが多くて大変だろうけど、でも僕もそういう働き方したかったなあ。まあ、言うて、いきなり初日からピザ生地を綺麗に伸ばせるとはとても思えませんが。社員がキッチンからホールにさらに移籍するという話もあり、人員は相変わらず流動的です。ベテランも新人もそれぞれにストレスの掛かるシチュエーションではありますが、その辺は上手いことバランス取って仕事して行けたら。今みたいなエアポケット的な状態は、僕みたいな人間にとってはチャンスでもあるのでね。
まーーーー、出来たらもう少し飲食店で働く比率を増やしてプレゼンスを高めたいところではあるけれど、現在の給料では経済的に許されないので仕方ない。もし今後、昇給する機会があればそれに合わせて働き方も変わって行く感じかな。
エンジニアの方は相変わらずです
人員の補充はなく、パートタイム的に予定が合うときだけ来ているスタッフに、会社の浮沈を左右するようなプロジェクトを預けるというすごい状況でありまして、冷静に考えるとちょっとプレッシャーもあるんですけど、正直知ったこっちゃないんですよね。会社が倒産したら収入減って困るけど社長や社員と違って路頭に迷うほどではないし、そもそもそんな大事なこと任せないでくださいねといってたのにこの有様なのでね。今手を付けているプロジェクトが無事3月中にリリースされて、売上を伸ばしさえすればしばらくは延命できるのかな。たぶん。もし出来なかったら、おっとそれ以降は禁則事項です。
とりあえず、今のところはそんな感じです。
毎月色々あって飽きないわー。