3月からは少しずつ距離をのばしつつ
来シーズンに向けての課題は、ものすごく基本的な事ではあるけれど「距離に対する不安を無くす」こと。具体的に言うと「狙ったペースで30kmを走りきれる持久力を身につける」。自己記録の更新を狙うとどうしてもスピードトレが増え、スピードトレを増やすと確かに5km、10kmのタイムは縮まっていくんですが、それがなかなかフルマラソンに繋がらないというのをここ2年ぐらい感じていました。月間走行距離を増やして距離を踏んでいけば解決すると思っていたんですが、考え方を変えて、自分の実力を「スピードを維持するだけの持久力がまだない」と捉え直して、20km以上のロング走、特に30km走を増やしたところ、その後の木津川マラソンでは最後の最後まで足を持たせることが出来ました。
木津川マラソンでは最後1kmがもたなくてサブ4は達成できませんでしたが、30km走ったあとの10kmスパートを支えたのはロング走だったと思いますし、神戸マラソンからの2ヶ月ちょっとでこれだけコンディションが変わったので、オフの間にじっくり走り込めれば来シーズンはだいぶ走りが変わってくるんじゃないかと期待しています。
正直に言うとサブ3.75で走る自分はまだ想像できない
だって……フルマラソンをなんとか平均5分40秒/kmで走っているというのに、サブ3.75で走るためには平均5分20秒/km、後半型で走るなら30kmからの12kmを5分10秒/kmで走ることになるんです。10km自己ベストを出したときのペースこそ4分47秒/kmでしたが、ハーフ自己ベストでは5分24秒/km。まだハーフですら5分20秒を切れていないという……持久力だけでなくスピードも全然足りてません。今後ポイント練習で行うビルドアップ走やペース走では、求めるペースを徐々に上げていく予定ですがどこまで出来るかなあ。試しに5分25秒/kmぐらいのペースで山を登るコースを走ってみましたが、まだまだキツかったですね。15kmだったから良かったけれど、あれがハーフ以上だったら足止まってたかも。
ただまあ焦っても仕方がないので、LSDやペースを意識しないロング走で持久力を、タイムトライアルやWSでスピードをそれぞれ鍛えつつ、月1ぐらいでハーフを走って2つを連携させられるように確認していくという作業になるのかなと思います。長い距離を早いペースで走るように頑張れば効率はいいかも知れないけれど、やっぱりそれはねー。負荷が大きすぎて怪我に繋がってしまうと思うし、加減が難しい。それだけのリスクを取らないと実力は伸びないという意見もあるかも知れないけれど、若くはないし怪我すると治りも遅いんだよ。大きく時間をロスすることにもなるし、それだけは避けたいところ。
例年、3月から5月は割と良い感じで走れる季節なので、今年も無理なく楽しんで走って行ければいいかな。ここで「ベース」を作って、初夏に怪我しないように気をつければ来シーズンに向けて良い準備が出来るんじゃないかと思うんですけどね。