イタめし
【死語】バブル時代に大流行した「ワカモノ言葉」20選(2016年9月15日)|ウーマンエキサイト(1/4)
イタリア料理のこと。「イタめし」登場までは洋食というくくりで「パスタ」はスパゲッティだった。
そんな風潮のなか、食事ではイタリア料理をカジュアルに味わうお店が「イタ飯」と呼ばれ一斉を風靡。
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この場合の「イタ」は「痛車」とか「イタい女」の「イタ」、つまり「なんだか見ていて痛々しい」という意味ではない。では何かというと「イタリア」の略。そして「飯」は「料理」のこと。
【死語辞典】(80年代) イタ飯
というわけで「イタ飯」とか「イタリア料理」のことをさす。ではなんでこういう言い方が生まれたかというと、省略してちょっとぞんざいな言い方をすることで「オレはそんなもの食べなれてんだよ」みたいなニュアンスを醸し出したかったんだと思う。まさにバブルの時代を如実に表す言葉。
なんでこれが死語かっていうと、「イタメシ」っていう響きの中にこれが流行したバブル当時の軽いちゃらい雰囲気があるからですよね。「イタリアレストラン」っていう固い感じではなくて「イタメシ」っていうチャラい感じで女の子を誘う的な。そう言われてみると確かにそうだ。カジュアルを通り過ぎてる感ある。
なるほどねえ、死語ですねえ。
ところで、今朝のこの記事を見てくれ。
『テルマエ・ロマエ』などの作品で知られるマンガ家のヤマザキマリさんは、長年イタリアに住んでいながら「パスタぎらい」を公言している。一方、日本のイタリア料理は、イタリアの友人たちに勧めたくなるほど好きなのだという。なぜなのか――。
イタリア人が日本で必ずイタ飯を食べる訳 駐日イタリア大使もお墨付きの味 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
文中では「イタリア料理」と書かれているし、小見出しでは「イタ飯」と括弧にくくられているから多分編集もわかってて使ってるんでしょうね。プレジデントと言えばおっさん向けメディアなので、この方が通りが良いだろうって言うことかな。たぶん。そういう意味でもやっぱ「イタ飯」は死語って言う共通見解があるよなー。ええ。
それはそれとしてこの記事はスゲー面白いのでオススメです。社会は非寛容なのに食の多様性は認める日本と、保守的なイタリア。面白いなあ。