「修行」と貯金を両立させるのはとても難しいことがわかった

貯金 2019年3月



なかなか貯まらないんですよ

「いつ店やるの?」という質問に「お金貯めてからかな」と長年答えてきたのですけど、貯金がね、なかなか貯まらないんですよ。サラリーマン時代に比べたら飲みに行く機会をほぼゼロにして、外食も控えて慎ましく生きているはずなんですけど、貯まりませんね。原因はシンプルで収入が少ないからです。サラリーマン時代も薄給でしたが、フリーター時代はその薄給のさらに7割程度しか給料がなく、それでも飲食の勉強のためにと思って飲食で働く時間を増やして頑張ってみたんですが(1日14時間ぐらい立ち仕事)、グラフを取って見返してみるとそれでも微増ぐらい?

その上飲食店が、

  • 水道管メンテナンスで1ヶ月休業(社員以外は1ヶ月休み)
  • 定休日&店休日導入(人手不足で社内ルールの休日月6日を交代しながら休むということができないので店自体を休みに→バイトももちろん休み)
  • 売り上げ不振による労働時間短縮(店が暇だと16時半出勤で22時前に帰らされることも)

などなどの施策をとってきたおかげで収入はさらに減少(2016年6月頃から)。

最終的には入れる日は全てシフトに入ってなお収入が減り続けるという状態になって、結局、飲食店からの給与を収入の柱にするのは諦めざるを得ませんでした。飲食店は人手不足で今も大変そうですが、申し訳ないけど、働けば働くほど赤字になる環境では長く安定して働き続けるのはちょっと不可能です。仕事自体は楽しいし、良い店なんですけどね。


その後店を移ろうかなあと考えているときに、たまたま機会があって声を掛けた元職の会社が枠が空いてるということで、パートタイムのエンジニアとして採用してもらい人間的な収入をもらえるようになった結果、貯金がV字回復しました(2017年末から)。現在の貯金額は3年前に立てた計画と比べて13ヶ月も遅れていますが、今のまま健康に働き続けられたら年内にその半分ぐらいは遅れを取り戻せるんじゃないかな……まあそんなに上手くは行かないし、無理したら体壊すだけですけど。
(飲食店も引き続き週1~2くらいの頻度で働いてはいます)



結論:貯金を用意してから「修行」に入りましょう

「あたりまえじゃねーか」っていうかも知れないですけど、人生の転機ってどうやって訪れるかわかんないじゃないですか。僕の場合は割と不可抗力な感じで退職→転職になったんで、急な感じは否めませんでしたが、それにしてもサラリーマン時代にもうちょっと貯金できなかったんかと。何にそんなに金使ってたんだろう。飲み代だけで月に5万、食費で月5万とか使ってたんだろうか。今となってはわかりませんけど、そうじゃないと計算合わないんですよね。

経済は消費によって回っているものだし、高い貯蓄率が日本経済の低調の一因になっているのはわかっているので、あんまりこんなこと言いたくはないけれど、将来どうなるかわからんし収入あるうちに少しは貯金をしておきましょう。最近の大学生はみんな堅実だけど、それでも社会に出たら周りに飲まれて散財っていうパターンをよく見掛けるし、若者は金を限界まで使うものだから難しいかも知れないけど、月に1万でも2万でも良いから。

何か始めたくなったら貯金始めればいいやと思っていたけど、急遽仕事辞めることになって手元見たら貯金が100万もなかった時はもう何してるんだ……と思いましたね。500万くらいあれば起業でも結婚でもなんでもすぐ出来るんで、20代の間に少なくともそれぐらいは持っておいた方が良いんじゃないですかね。給与が少なくなってから切り詰めても金貯まらないです。当たり前ですけどね。