声を掛けてくれる歯科助手と声を掛けてくれない歯科助手

このところ2年くらい、定期的に歯科医院に通っています。歯列矯正をしてるわけじゃなく何か治療しているわけでもない、歯石除去から始まったただの「定期検診」ですが、歯石除去、虫歯治療、歯みがき指導などのおかげで歯茎の炎症はほぼなくなりましたし、歯みがきで血が出ることもなくなったので、今後も通いたいと思っています。

歯科医院って言うと高額の治療費が掛かるイメージですが、ちょうど今日「3ヶ月検診」に行ってきて診察費が1,810円。1ヶ月当たりで言うと600円なので、ケア・サービスとしては割と良心的な感じかなあと思っています。もちろん虫歯が見つかって治療、となればもう少しお金が掛かるけれど、虫歯が見つかっても悪化していない限り出来るだけ様子を見るっていう感じなので、安心です。ありがたい。


で。


予約の段階で指名すれば、担当者を指名することも出来るみたいなんですが、別に特にこだわりもないので毎回色んな歯科助手さんに当たります。全員女性ですが、上手な人も下手な人も、当たりが柔らかい人も冷たい人も色んな人がいます。今日担当してくれた歯科助手さんは、作業は素早くて上手だったのですけれど、ちょっとせっかちというか、コミュニケーションが足りない人でした。やっぱりね、患者としては大丈夫だとわかっていても次何するか細かく言って欲しいんですよね。

口を開けていて、下の左の歯を掃除している、それが終わって一旦止めて、次に下の右の歯の掃除に移る……そういうときに「次右掃除していきますね」など一言言ってくれると、びっくりしなくて済みます。今日の歯科助手さんはそれがなく、口を開けているとどんどん機械を入れてくる人だったので、別に痛くはないけれど心の準備が出来てなくて緊張しました。また何か気になることを聞きたいときは一旦止めたときに話しかけてくれるとこちらもきちんと話せるのですが、今日の歯科助手さんはなぜか治療しながら「糸ようじ通してますか」「ここ痛みますか」などと話しかけてきたので、答えたくても答えられない、だって絶賛ガリガリされてるから。

こういうところ、気付いてくれる人と気付いてくれない人とで、作業の腕前が同じだとしても受ける印象は大きく違ってきます。仕事の内容は「歯石の除去」かも知れませんが、仕事ってのは、まあそういうことだよなあと思いました。細かい部分の積み重ねっていうか。それさえあれば、完璧な歯科助手さんだったのに。惜しい。もちろん誰の仕事にも共通する大事なことですけどね。僕自身も。