はてなダイアリのタイトルが変わった件。

この辺をまずどうぞ。

本日はてなダイアリーの日記で、記事個別ページのTITLEタグ内の表記を「日記のタイトル – 見出し」から「見出し – 日記のタイトル」に変更し、見出しが先に表示されるよう変更しました。

RSSリーダーやブックマークなどでタイトルが表示される時に先に見出しが表示されるため、記事の主題がわかりやすく、内容を判別しやすくなりました。

これにあわせて、日記の日付ごとのページやカテゴリで絞った時、日記一覧や検索結果などでもTITLEタグの表記を見直し、先に表示されるようになっております。
 


これ、前に自分のサイトという視点で考えたことがあって。

思うところあって、個別エントリのタイトルを変更してみました。

これまでは、
『NOBODY:PLACE – MUTTER: Friday Five – 2007/03/16』
となっていましたが。
これだと、例えばブラウザのタブなんかの表示が全て、
『NOBODY:PLACE…』
と、本来のタイトル部分が省略されてしまって、
何のエントリなのかパッと見で分からない。

どのサイトなのかは、faviconで分かるわけだから、
サイト名はむしろ後回しで良い。
 

はてなダイアリーのお知らせでも言及されてるけど、
やっぱり、タイトルが内容を表してることが多いので、
一般的にはその方が分かりやすいと思うし。


ただ、こう…id:nekoprotocol(オーシマさん)のテキストにもあるけど、

今回のTITLE要素変更により、書き手はさらに一歩引いた位置に立つことになる。書き手の顔は見えづらくなるが、エントリそのものを評価したいという読者にとってはたぶんよいことなんだろう。

この世界の断片化が、即書き手のモチベーション低下につながるとは思わないけれども、ちょっとは影響があるんじゃないかな?

なんていう書き手としての不安(不安?)を感じつつも、読者としての私はダイアリーもブログも人で見ていることが多いのだった。
 

僕が、分かりやすいと思うのは、
要するに、タイトル(=中身)中心にサイト(エントリ)を読むことが多いと言うことなんだろう。



サイト名が先に立っている方が分かりやすいというのは、やはり、
サイト(=人)を追っているということなのだろう。

確かにあんまり意識してなかったけど、
よくよく考えてみると、その方が便利なことも多い。

最近、ニコニコ動画をブクマしてることが多いけど、
これがもし、タイトルが先だったとしたら、やっぱり見づらい。
ある主題にコミットした文章を大量にブクマした場合、
タイトルは大体どれも似通ってくるし、
タイトルが先に立っていたら分かりにくいかもしれない。

そうして考えると、
分類的ツリー的には、サイト名 > エントリ名の方が、
正しいんじゃないかという気もしてきてしまう。


でも、今度はもしサイト名が極端に長かったら、
サイト名が先に立ったとき、何が書かれてるか全く分からなくなって、
内容を表すラベルとしては、意味が無くなってしまう…
(僕が自分のエントリのタイトルについて考えたのはそれ)
幸い、ニコニコ動画は簡潔なサイト名だから良いんだけど。



自分のサイトの見せ方に繋がってくるんであれば、
根本的には、どちらかを書き手が選べるようにするのが、一番正しい気がする。

でも、そうなってくると、今度は、
“ロビンソンのスピッツ問題”(←気に入った)が起きてくるわけで。

はてなブックマーク経由で見に行った場合、てっきり興味深いエントリータイトルだと思ったら、日記名だった、とかその逆だったとかで戸惑うことがしばしば。

これは、いわゆるロビンソンのスピッツ問題*1と呼ばれるもので私のダイアリーもそうなのだけれど、特に文章みたいな日記名だとこの問題が起きる確率が高くなる。

きっと、一方からの意見しか聞かないワガママ野郎について書いたエントリーなんだろうな、と思ってクリックした人も多数だろう。
 

書き手が自由に選べるようにして、
同じサービスなのにマチマチだと、
何かもうワケがわかんなくなりそうだし、

もうこうなると、時と場合に依ると言わざるを得なくて、
結局、好みの問題になっちゃうのかも。


うーむ。


ま、いいんだけど、
頑張って言いたいことを取り戻すと。



僕の感覚で言うと、

タイトル名がメインになって、
エントリの主題がハッキリしている方が良いよな、と、
思うようになった気がする。

タイトルで掴んで、中身を読ませる、的な。

それで、自分が書いているものがハッキリ掴めるようになったけど、
同時に、ぼんやりとだらだら書きにくくなったり、
タイトル名が中身と違っていて違和感を感じたりすることが多くなった。かも。



きっと、こういうことの積み重ねが、
サービスの性格を作っていくんだろうなーとか。