「MikuMikuDance」には、ソフトウェアを最初に設計した樋口さんを始めとして多くのエネルギーを無償で注いでくれている人が大勢います。ステージを作る人、モーションを作る人、エフェクトを作る人、それからモデルを作る人。中でもモデルは特徴が把握しやすいこともあって名前がでやすいです。初音ミクモデルで言えば、あにまささんとか、Latさんとか、しゅしゅPとか、Tdaさんとか、まままさんとか。他にもにがもんさんとか、えとさんとか、わたべななみさんとか。

1人で複数のキャラクターを作成されている方もいて、それらを揃えて作られた動画もたくさんあります。作風が同じだったら見栄えも良く気持ちが良いし、統一したいと思う感覚は理解できます。アニメとか漫画とかは基本的に1つの作風で統一されているものだしね。


でもなんというか、僕は思うんですよね。
全キャラ違う作風でも良いんじゃないのかなーと。

例えばにがもんさんのアリス(東方のキャラクター)が人気になって、にがもんさんの魔理沙、霊夢が公開されたときに、その3人をセットで踊らせる動画が多く投稿されました。確かにすごく可愛くて良い画だったのですけど、だけどなんだろう、僕がMikuMikuDanceの世界を見慣れてしまったからなのか、例えば選択肢として「にがもんさんのアリスとISAOさんの霊夢とルシールさんの魔理沙」なんてのも十分ありだよなあとも思うんです。


根底にはモデルを作成するには長い時間と膨大なエネルギーが必要で、1人のモデラーさんが魂を実装できる数に限りがあり、結果としてキャラ毎に作風が変わらざるを得ないというMikuMikuDanceの事情があります。本当は全VOCALOID、全アイマスキャラ、全東方キャラを自分のイメージでやりたいでしょうけど、Twitterでフォローしているモデラーさんの作業過程を見てるともうなんというか「子育て」だしなあ…

そんな事情があるにしても、そういう様々な作風のキャラが並ぶ動画に違和感を感じるかというと案外そうでもない。あまりに印象の違うもの(2頭身と8頭身とか)はさすがにそれを選択したという「意図」が表に出てしまうけど、そうでない限り、何か不思議な「現実感」みたいなものを僕は感じるんですね。いや二次元であり3DCGであり明らかに現実とは違うのですけど、キャラクターによってがらっと印象が変わるってのは、現実ではそうだし。


だから、同じモデラーさんのキャラクターを揃えて世界観を醸し出すよりは、自分の世界観に合わせて様々なキャラクターをバランス良く配置する方が面白いんじゃないかなーと僕は思っています。まぁ僕の好みかも知れませんけどね。その方が絶対、キャラが立ちやすいと思うんだよなあ。