30日以降も猛暑に 熱中症に注意 NHKニュース

29日も西日本や東日本を中心に猛烈な暑さが続き、全国の気温の観測点のおよそ80%で30度以上となりました。
30日以降も厳しい暑さが続く見込みで、気象庁は熱中症に十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、29日も全国的に高気圧に覆われて強い日ざしが照りつけ、気温がぐんぐん上がりました。
日中の最高気温は、群馬県館林市で37度1分となったのをはじめ、埼玉県熊谷市と京都府京田辺市で36度9分、大分県日田市で36度7分、福島県伊達市で36度1分などと、西日本と東日本、それに東北南部の合わせて74か所の観測点で35度以上の猛暑日となりました。



最近、熱中症で搬送される人が増えてるなあ、死ぬ人も増えているなあと感じていたのですが、でもこういうのって「メディアへの露出量≠実際の数」というところがあるじゃないですか。どうしても印象として、メディアでたくさん伝えることはたくさん起きていて、伝えられないことは実際にも起きていないんじゃないかというような。

というわけで、ちょっとだけ調べてみました。


参考にしたのは国立環境研究所のこちらの資料。

環境儀 NO.32 熱中症患者の発生状況と今後の予測 | 国立環境研究所

データは2007年のものですが、全体的に見ると、

  • 熱中症死亡者数は年々増加している
  • 平均気温により年毎に大きく差が出る

という特徴があります。平均気温での上下があるものの、ある程度増加の傾向が認められると。テキスト内ではその増加の理由についても言及されていて、具体的に以下の2点があげられています。

  • 温暖化による平均気温の上昇
  • 高齢化による老齢人口の増加

このうち高齢者の熱中症死亡者の多さについては、東京都福祉保健局がこんな資料を公開しています。

平成23年夏の熱中症死亡者の状況 東京都福祉保健局

これによると、平成23年夏の東京都で熱中症で亡くなられた方は79人。60歳を境にまとめると、

  • 60歳以上 … 73人
  • 60歳未満 … 6人

となって、熱中症死亡者のほとんどが60歳以上の高齢者であることが解ります。また「屋内で亡くなられた方の66.7%はクーラーを使用していなかった。」という注意書きがあり、エアコンによって室温を調整することが推奨されています。高齢者の方は特に。



そうかー
自分の身に関係があることでは無さそうだけど、それでも、熱中症って増えてるんだなぁ…

気をつけないといけませんね。



ちなみに現在の熱中症の基準は1995年からのもの

ちなみに「最近増えた気がする」に対する大事なこととしては、

1994年を境に死亡者数が大きく増加していますが、1995年に行われた国際疾病分類の変更に伴う死亡診断書作成法改訂がその原因の1つと考えられています。

と、国立環境研究所の資料にある通り、実際に「熱中症とされる数が増えている」という事実があります。グラフを見る限りでは5-10倍に増えているので、もしかすると、

  • 「子どもの頃熱中症なんかなかったけどなあ」
  • 「そうそう俺らなんて帽子もかぶらずに一日中外で遊んでたよ」
  • 「最近の子どは虚弱になってるんじゃねえ?」

という大人の人が周りにいるかも知れませんが、「昔は良かっただなぁ」と温かく見守ってあげて下さい。