初めに。


生意気言って本当に申し訳ありませんでした。

今号『目覚めよ、ニッポン力。』は言ってみれば「釣りタイトル」ないしは「サムネホイホイ」でした。良い意味でも悪い意味でも。タイトルが『目覚めよ、ニッポン力。』表紙が長友佑都、時期は東日本大震災から1年、サッカーW杯最終予選、五輪予選最終盤、日本代表サッカーとそのスタイルについての最新特集だと早とちりしてしまいました。全く違いました。


今号は、サッカーの特集ではありません。

また安易に被災地を「応援」するような企画でもありません。


今の日本で行われている多くのスポーツを取材した上で、その多くで日本人選手やスタッフやチームが共通して直面している「日本人としてどう戦っていくか」という課題、その部分についてそれぞれ現状と課題と取り組みを丹念に綴るものでした。僕が前回欲しいと思っていた企画は、なんのことはない、次の号にとっくに用意されていたのでした。

【読書感想文】 Number 798 Jリーグ20周年記念 歴史を動かした20人。 | mutter

かつてのNumberにあり現在のNumberからは失われてしまった部分、それは「スポーツの世界の今」との関わり、ビジネスとかマネージメントとか自己啓発とかそういうことではない、選手の姿を投影した紙面構成



知名度からかサッカーが巻頭を飾り20Pを割かれているのは事実なのですが、そのあとプロ野球、ラグビー、女子バレー、女子スキージャンプ(男子のスキー競技にも少し)、競泳、体操、卓球、柔道、マラソンと特集は続き、それに加えて開幕を迎えた女子ゴルフ特集があり、ナンバーノンフィクションでは大学ボクシング部、J2徳島ヴォルティスに高校野球。巻頭の『FACE』では競歩の大利選手にも焦点を当てています。全体的に駆け足でもあり、それぞれに「これは特集で見たいな」「これで1冊作るのは無理か…」などなど感想は持ちましたがそれぞれの記事の質は高く、各スポーツの概要がとても良くまとめられていました。

あーうん、面白かったです。おかしいなぁ。



次号800号は800号特別記念企画「総力特集 日本サッカーの挑戦」ということでね、まぁまぁまたサッカーなんですけども、日本代表を特集に持ってきたのは久々と言うことでまぁ良いかなと。ぶっちゃけ今号が800号で、日本代表特集が799号ないしは801号でもよかったんじゃねという気もしないでもないですけど、それはまぁ。たまには今号のような紙面が読めるといいな。1年に1回くらい。次やるときは「ニッポン力」とかじゃなくていいから。

やっぱりNumber面白いな。嬉しいけど何か悔しい。むむう。