【読書感想文】 岡本麻里 / タイの屋台図鑑

タイの屋台図鑑タイの屋台図鑑
岡本麻里
情報センター出版局 2002-02-15
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本全体にタイ料理の素晴らしさが詰まっている一冊。

殆どの料理が写真入りで紹介されているほか、素材別、料理法別に分類され、どんな味がするのかどんなところで食べられるのかなどが詳細に書かれていて、文字通り読んでいるだけでお腹が減る。飯前注意。
また各料理には、タイ語の表記と読み方(カタカナ)が併記されていて、実際に屋台で注文できるように、もし通じなくても指でさして注文できるようになっている。文化を知るだけでなく、実際に旅行したときにも重宝しそう。

タイ語って、発音がなんだか面白いのが多くて、しかも殆どが単語の羅列で出来ているのが多くてわかりやすいので(例えばトムヤンクンは煮る(トム)混ぜる(ヤン)エビ(クン)ということ)、読んでいるうちに何となく口に出して言ってみたくなる。まぁそれが発音としてどうなのかはわからないんだけど、なんだかだんだん楽しくなってくるから不思議。


料理そのものの紹介だけでなく、実際に注文するときのやり方(タイ人はもの凄く細かく指定して注文するので、それにならってみると色々出来るよとか)や食事するときのマナー(お椀やお皿を持ち上げて食べるのはマナー違反だよとか)など、食事に焦点を当てたタイの様々な文化がわかって、食べたくなるし、行きたくなる。

巻末には簡単な単語帳と指さし注文するためのメニュー表、それから簡単なレシピも載っている。レシピを見る限りでは、それほど特別な素材は必要なさそうで家でも出来そうな感じ(ナンプラーとバジルくらいかな。ナンプラーは家にあるし)。今度やってみようーっと。