例によって2ちゃんねるまとめブログを眺めてたら、
こんなエントリ(スレッド)で、京都が何度か言及されていた。

128 :佐賀県と麻薬 :2006/10/21(土) 20:21:54 ID:mHLHb9gW0

どう考えても京都だろ


日本人の俺ですらがっかりするんだから日本文化を美化してる外国人なんて
がっかりの連続だろう


132 :佐賀県知事と監視 :2006/10/21(土) 20:22:46 ID:gV8aL6bG0 ?2BP(0)

京都は悪くないんだが、どの名所も人多すぎて趣きを全然感じられない
やはり寺じゃ神社は静かじゃないと


152 :千石山のサザンカ :2006/10/21(土) 20:27:35 ID:BiNzm78T0

時計台やはりまや橋は
がっかりだということがもともと有名なだけにがっかりはしなかったが
京都は期待して行くだけにがっかり度はものすごい。


324 :佐賀県庁 :2006/10/21(土) 21:51:36 ID:y86DriB60

京都がダントツ。
本当にガッカリした。
幻想が潰れた。

一体この人達は何を期待して京都に来て、
そして一体何を見て帰って行ったんだろう…


僕自身、昔から京都に来ていて、
京都に住むようになって、早10年が経つわけだけど、
(それ以上に、毎日京都を新発見できて、飽きない)

『幻想を裏切られた』

と言うような『がっかり感』を感じることは特にないんだが…
なにがいけないんですかね?

予想できる幻想としては、

・もっと歴史的なものが残っていると思っていた(街並みとか)
・寺社仏閣でもっと感動できると思っていた

かな。

確かに、本能寺はしょぼいし、
武家屋敷はないし、新撰組なんて実は欠片しかないし、
中世以降の日本の歴史は微妙にしか残ってないが。

でも、それは京都が今も生きてるってことなんだよね。
博物館みたいに、『時間が止まった場所』とは違う。
テーマパークでもない。


本能寺は広大な伽藍が、本能寺の変で消失し、
豊臣秀吉の命で移転されたから現在の場所にあるわけだし、

武家屋敷や公家屋敷は分割されて町屋になってたり、
そのまま名家になってたりするし、

新撰組は『滅んだ組織』であって、評判もさして芳しくなかったわけだから、
今あるものは近年、再発見/整備されたものでしかないし。

例えば、清水や嵐山も、初めて行った人は、
土産物屋が溢れる風情の無さに閉口するかもしれない。
二年坂?三年坂?清水寺辺りとか、
嵐電の嵐山駅前?渡月橋の辺りとか。

確かに。

でも、そういうことじゃないんだよな。
そこから、子安の塔の方へ、八坂の塔の方へ、茶碗坂の方へ、六波羅蜜寺から祇園の方へ。
渡月橋を渡って松尾?鈴虫寺方面へ、嵯峨野へ、化野へ。
ほんの目と鼻の先なのに、そこは『オモテの顔』が影を潜めて、
いつの間にやら、京都がある。
その、バランス感覚…観光客も相手にしながら、
自分も生活していくっていう、
そのバランス感覚が京都なんじゃないかと思うのね。


この間、宇治に遊びに行って、
DJとして少し知り合いでもあるTSUENさんの実家の、
『通円』もお邪魔してきたのだけど、
カフェ(通円茶屋)は、凄くお洒落な内装で、綺麗。
宇治川も綺麗に見えるし。

でも、そのことと、伝統を守ることとが、同居してて。
今年で創業846年なわけだけど、その歴史を伝えてたり。
(店頭に置かれていた、通円についてっていう冊子が面白かった)

でも、24代目の趣味はDJなんだっていう(笑)


住む家や、服装や、習慣を変えながら、
やってることは実はあんまり変わってなかったりする。
『毎年必ず…』的な何か、とか。


それが、街としての京都の魅力なんじゃないかい?

どんな幻想を抱くのか、具体的にはよく理解できないけれども、
フジヤマ・ハラキリ・ゲイシャ並の知識では、
それに見合う程度のものしか与えられないのが、
京都かなという気もする。

もちろん、人によって、『合う/合わない』はあるので、
必ずしも、『京都は素晴らしい、お前が分かってないだけ』というつもりはないのだけど、
日本なんだから、表面上は都市だろうよ…常識的に考えて。

もし、『見た目』の感慨を望むんなら、
日光江戸村とか、太秦映画村とかに行ってた方が幸せかもよ…
目に見えない部分にこそ、本当の意味での、
歴史があるんだと僕は思うのだけど。

僕が、京都に始めてきた頃(多分、当時小学生)、
(両親の寺回りに退屈しながらも)既に、京都に魅力を感じていたから、
(結局それがそのあとの人生を決めたのだけど)
幻想を壊された、という感想がよくわかんなくてさ。

理屈っぽさを抜きにしても、

冬の金閣寺とか、
雪の三千院とか、
普通に綺麗だけどな…

ちゃんと見て欲しいなぁ。

追記:

このエントリ書いた直後、こんな記事が…

パリを訪れる日本人観光客のうち、年間約12名が思い描いていたパリとはかけ離れた「不親切な市民」、「汚れた道路」などを見て落胆し、心理療法が必要な状況に陥るという。

ディマンシュ紙は精神科医の発表を引用、「3分の1はすぐに回復し、3分の1は病状が再発します。残りの人たちは精神性的疾患を患っているのが現状です」と報じている。

これは分かってしまうなぁ…
こういうことなのかなぁ…

まぁ、日本人がパリに対して抱く幻想は何となく想像できるけど、
京都に対して抱く幻想は想像できない、ってだけだが。
(あ、僕自身は夢の都だと思ってるってことじゃなくてね。散歩犬の糞くらい拾ってくれ)


にしても、

パリ日本大使館の発表によると、今年に入ってからすでに「パリに期待を裏切られた」4名が日本に送還されたという。そのうち2人の女性は、宿泊先のホテルで盗聴被害にあったと話しているそうだ。また他の2名については、一人は自分がルイ14世だと信じている男性、もう一人は電子レンジから何らかの攻撃を受けていると主張する女性であることを大使館側は明らかにしている。

ちょwww

それパリ関係あんのかwww