Wikipediaなどで有名なWikimedia Foundationの新プロジェクト、
Wikibooksに関するニュースが、Cnetに載っていた。

Wiki、教科書業界に宣戦布告--新プロジェクト「Wikibooks」を立ち上げ
昔の生物の教科書が必要になったのに、大学で使用していたぼろぼろのテキストが見つからない場合、次のような行動をとることが考えられる。

まず、大学の書店へ足を運んで、古本を1冊もらってくることが考えられる。あるいは、Amazon.comに数ドル支払って、新しいものを購入するのはどうだろうか。同窓生に連絡して、昔の教科書を貸してもらう手もある。

もっとも、Wikimedia FoundationのJimmy Walesやその同僚にこうした相談を持ちかけたら、ほかにも手はあると教えてくれるだろう。そう、「Wikibooks」プロジェクトを利用すればよいと。Walesらが進めるWikibooksプロジェクトは、オープンソース開発モデルに基づいて、幼稚園から大学までの教育課程で使用する教科書を包括的にまとめ、無料利用および自由配布できるようにするものだ。


いまいちイメージがわかなかったのだけれど、
どうやら、教科書を電子書籍として集めてしまおう、ということらしい。
すべてが、オープンソースなので、
教科書と言うよりむしろ、
『教材の集合体』と呼んだ方がいいのかもしれない。
なんだろうな…
『アレキサンドリア』とか、古代の図書館がやろうとしたこと、
または国会図書館がやっていること、
そんな概念が見え、なおかつ、
しかもそれを、引き出しやすくすること、
編集しやすくすること、に重点が置かれてるような。

日本語はまだ、383項しかないけど、英語は10,000項を超えているし、
今後、『情報ソース』として重要になってくるかもしれない。


それはそうと…
僕が思ったのは、もう少し“ファンタジー”なことで、
もしかして、いつか著作権問題がスムースに解決されたら、
音楽に関しても同じような、
全世界的で大規模な情報ソースが生まれるんだろうか、、と。

音楽のデジタル化に当たっては、
『いやいや、大丈夫、ユーザはものも手に入れたいと思ってるし、
むしろ、CDの売り上げ増にも繋がるよ』
なんていう専門家の話も聞いた。
確かに、電子書籍が世に出て久しいのに、
本を巡る状況は、殆ど全く変わってない。

ただ…それは、本のあらゆる面、と言うことではなくて、
たとえばWikibooksのように、ネットで十分代用できるもの、
つまりオンデマンドと同じだよね、
データだけあれば自分で書籍化(=プリントアウト)できる、
そういうものが、一部であっても隆盛になるかもしれない。

その流れで、例えば10年後に、
古いレコード音源の著作権が切れて(死後50年だっけ)
そうしたもののライブラリーが形成される可能性だってあるわけで。
大きな打撃ではなくても、
意識の変革には繋がるかもしれない。


そんなことを、直感的に感じたのでした。


参考リンク: