仕事のポリシー。

あくまで暫定的ではあるけれども(修羅場になったらそれどころではないし)、 一応、自分なりに、2つの『ルール』を作って仕事をしている。 守らなくても大して変わりはしないが、 それに従う方がベターだ、と感じるようになったからだ。 ひとつは、仕事に対し、安易に『出来ない』と即答しない。 企画やデザインていうのは、大体、やってみないとどうなるかわからない。 見た目が簡単そうで、実は気を遣うことが多くて複雑、 そういう作業もある一方で、意外にすんなり片付いてしまうものもある。 完璧ではなくても、とりあえずすんなり片付ける方法があるものもある。 だから、何かを持ち込まれたとき、 忙しさに苛ついて『出来ません』と言ってしまわないように、 (なるべく)気をつけている。 と、同時に、『出来ます』と即答することも避けるようにしている。 全てのことに対して、『なんでもOK!』と言えれば格好は良いけれども、 一つの作業を入れれば、他が圧迫されるのは当然で、 そしてそれがタチの悪いものだったら、大変なことになる。 それならば、少し時間を割いて、掛かる時間や労力を見極め、 それがプライオリティと比べて割が合うかどうかを見て、返答する方が効率的だ。 まぁそれでも、ノリで引き受けて苦労することもたくさんあるけれども。 もうひとつは、まぁ現実的ではないかもしれないが、 残業をしない、ということ。 問題がなければ、定時から1時間以内には帰る。 というのも、ことさらにこれを主張するのは、ひとえに僕の作業内容の特徴によると思う。 僕の仕事は、多くの場合、小さな作業の集合、になっている。 ひとつひとつは毎回違うので、毎日のルーチン的な作業はない。 また、一日中、一つのプロジェクトに掛かりっきりというのもまず無い。 ベースに、中期的には完成すべきという大きめのプロジェクトがあり、 その上に、日々更新すべき様々な作業が乗っている、という感じ。 僕は、その中で、頭を切り換えつつ、色んな作業をしているんだが、 そのスイッチングの回数にも限度というものがあって、 疲れてくると、なかなか上手く切り替えられなくなる。 元気であれば、二つ以上のことを同時進行というのも可能なのだけど、 疲れてくると、一つのことしか出来ず、且つ能率も落ちる。 残業すれば、明日に回すはずだった仕事を片付けられて、 多少は楽になるけれども、その分、明日のスタート時点でのエネルギーが減る。 結局…あんまり変わらないんだよね、全体としては。 残業をしまくって、必死になって作業を片付けてた時期もあったけれども、 疲れて画一的になってしまったり、後でやり直しが必要だったり、 なんかそう言うことにぶち当たって、 あー、僕の場合は、残業は合わないな、と実感した。 将来的にもずっと守り続けるかどうかは分からないが、 まぁ、とりあえずこのところは、こんな感じで動いてる。 そう、悪くない。

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僕の不得手はどこから来るのだろう?

自分ではちっともデザイナーだとは思わない。(*1) その思いはどの辺から来るのだろうか、と考えると、 結局、僕のデザインというのは、WEB的制約から脱出できていない、 そう思う場面が、特に他人のデザインを見ると、多々あるからだ。 その一例として、今日、パラパラと専門雑誌を眺めていて感じたのは、 僕のデザインは、リアル素材との関係性が希薄なんだ、ということ。 画像にせよ、線引きにせよ、これはこれ、あれはあれ、みたいな、 『わかりやすさ』が先行しすぎているような。 実際のデザインってヤツは、テキストもデザインの一部なわけだ。 でも、WEBってのはそうではなく、それも特に更新頻度が高いコラム系のページでは、 テキストに対するデザインの希薄化が顕著だ。 画像と枠で作ったテンプレートの中にテキストを“流し込む”、 (僕はこの単語があんまり好きではない、愛情を全く感じない単語だからだ) テキストを置いて、画像を挿入する、 WEBデザインてのは基本的にはそういう特徴を持っている。 だからといって、多くのデザイナーの仕事がそうかというと、 そうではない、そういう凝り固まった常識に対して、 如何に上手く常識を残しつつ(常識をすべて覆すのはプロの仕事ではない*2) その常識の無い価値観を作り出すか、というところが大事なんだが、 どうもあんまり最近そういう大胆なことをやっていない。 画像からの視点で言えば、どうも素材を、挿絵程度にしか扱えていない。 たぶん、ブログの影響だと思う。 ブログにおいて画像ってのは、まさしく挿絵でしかない。 そこにおける造形がデザインを形作ることはないし、 もし形作ったとしても、そのエントリ限りのことだ。 そうした作業を毎日繰り返していれば、 画像が、枠に収まった挿絵だとしか思えなくなっても不思議ではない。 また、画像を、四角いモノ、と考えることもやはり同じくWEB病だろう。 確かに、プログラム的なルールで言えば、画像は四角いものだし、 領域はすべて、縦線または横線で区切られる。 でも、それに忠実に従っていくと、意図しない空白を多く生み出してしまうことになる。 デザインなんてあったもんじゃない。 まぁそんなわけで、(今の)自分には出来ないなぁ、と思うデザインに、 最近よく出くわすわけですよ。 どうしても、自由に線を引っ張るようなデザインが出来ない。 どっちかって言うと、ありがちなテンプレートっぽいデザインばかりで… 正確に言えば、多分、『不得手』ではないんだろうけれども、 なかなか、チャレンジしてみる機会もなくて。うーむ。 既にblogと化したNOBODY:PLACEをリニューアルするのは骨が折れるけど、 何か、デザインすることを目的としたサイトでも作ってみようかな。 ああ、よくよく考えれば、SWITCH-OVER.INFOなんて、 そういう意図で作ったようなものか。 少し作ってみようかな。

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他愛のないメールに他愛を見る我々。

050725 「仕事が忙しい」って言うから 「会いたい」とか「時間作って」とか そういうの我慢してたのに 言わなきゃ言わないで 「俺の事はどうでもいいの?」って 聞かれた日にはどうしたらいいんですか? とかいう質問をされました。 まあ、忙しくて会えないなら メールの内容も「元気?」とか そういうのばっかりになっちゃうんで それだけならわざわざ送らなくても、って 考えちゃうし。 特に男性は、女性特有の他愛のないメールが 苦手みたいですからね。 どうしたらいいんでしょうね? 誰か男性の方代わりに考えてください。

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海の日。

今日は海の日。 いやー、海の日に梅雨明けるとは、なんて粋な計らい!(特に関係ねぇ) と思ったりするわけですが、 別に必要でもないエアコンが効きまくってる中、 仕事してる僕には、あまり関係が無く、 コンビニ前、真っ昼間から、休憩中の僕の目の前で、 思いっきり美味そうにビール飲んでる観光客のおっさんに 殺意を覚えたりするわけです。 さて、皆さんいかがお過ごしでしょうか。 まぁそういうわけで、今日は海の日であります。 うっみー。 もう1年あまり行ってませんが、今年もどうやら伊豆に行くことになりそうです。 いや、もう決定なんですけど。 いまさら、『やっぱいかねぇ』とは言えませんが。 つうか、いわねえし。 で、お仕事の話として、今年は、 ゲリラ的にWEBのデザインを変えてみてます。 今年は、正月、桜、子供の日、七夕、祇園祭、海の日、と今日で6バージョン目。 あんまり快晴とは言えない写真を使ってますが、 まぁそれも梅雨明けっぽくて良いじゃないですか(自画自賛) …言い訳すると、とある写真(自分撮影)の、 水平線部分だけをトリミングして使ったんですが、水平線だけ曇ってたのよ。 なので、写真全体見れば快晴なんだけど、そこだけ見ると曇りという… 今後も、まぁいろいろとやる予定なので、お見逃しなく。

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Yah Man?

ども、isでっす。 2日連続で、酔っぱらって帰宅→mutterです。 酔っぱらって→mutter、 これね、最悪のパターンです。 よーーーーく知ってます。 多分、旧い友人、 ここを年単位で見続けてる人も知ってます。 (ありがとう) このごろ、 今、ここにいる自分はいいのか?って考えます。 まぁ、ここにいること自体はいいんですけどね…心から楽しんでるしね。 でも、なんか、今俺って『イイ』か?って考えるとどうも… 7周年。 僕は嬉しかったね。 僕自身、7年間この店に勤めたわけではないけど、 GUESTを見に来た人、スタッフも含めて、多くの人が訪れてくれた。 何よりね…スタッフと盛り上がれたことが僕は嬉しかったし、 つーのは、僕はいつも仕事中はPCの前なんでね… クラブで出逢ったことのないスタッフは、僕のことを、 『僕らとは違う人』 って認識してるんだよね。 いや、ていうか、君らより俺、イベントに入り浸ってるしな。 大好きな音楽の中で、もちろんアルコールが手伝ったこともあるけれども、 楽しい時間を共有できたこと、 それが、イベントの根源であり、全てだよな。 (そりゃ、集客は目標には届かなかったけどさ…) 幸せですか? そう聞かれたら、 僕は10秒くらい考えて、うん、と答えるだろうね。 そりゃ…誰だって、幸せじゃない部分はあると思うよ、 僕だってさ…50の自分とか想像できないよ、今の延長で、 でも、50の自分がどうなってたって俺は知らん。 幸せですか?その意味するところは、 今、お前、幸せに生きてるんか?と。 僕はね、幸せだろうな、と思えるまでになりましたよ。 書こうと思ったまま、下書きにすらしていない、 非常に重要な要素が、人生に影響を与えてるな、とは思いつつも、 今は、僕は楽しく生きてる。 自殺について考えたことがありますか? 自殺に逃げる人の多くは… 痛みに耐えきれなくなって、逃げるようにその結論を選ぶのかもしれない、 でもね、 こういう、そこはかとない幸せを感じるときに、 選択する人もいるんだと思うんだよ。 あぁ、僕は選択しないけどね。 幸せが幸せか? と言うことの答えさ、 そうとも限らん、とね。 まぁ、だとしても。 いつのまにか、色んな事が、消滅しつつあると思う。 理由は様々だけどね… 何かひとつの光に、陰がかき消されるのとは違って、 光も陰も持つ何かが、遠ざかっていくんだなって。 僕はいつも、そうして、残ったモノを選ぶ。 いつだってそうだ、散々優柔不断した挙げ句に、 残ったモノを選ぶ。 いいことじゃあないさ…全然ね。 でも、後悔はしてない。 なんだか、何が書きたかったのか、 誰に向けて書いてるのか、よく分からなくなってきた… でも、僕は、これだけは言える。 俺といたら楽しいぜ? ていうか、アンタ、楽しんで生きてるのか? 50の俺が聞いたら、めまいがして、説教の一つもしそうな言葉だが、 28の僕には、 それが全てだ。 そして、また、 今日を生きる。 それは、素晴らしいことだ、 そうは思わないかい?

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この業界、厳しいっす…

レコード小売業界、ってのは、 まぁ陳腐な表現で言えば、本当に、 『小さなパイを数社で取り合う』 業界なわけでございまして。 その数社に入らない小さな会社は、残った欠片を拾い集めて商売にしていくわけです。 『この店にしかないセレクト』 って聞こえは良いけれども、要は、ビジネス的には、 『勝負に負けていて、何とか独自路線を打ち出している』 ということであります。 ほんとしんどい。 (そういうセレクトショップは非常に重要だし、大好きだけどね) で、だ。 なんとか、やりくりしてるわけですが、『音楽販売大手ユニオン』が、 新たな手を打ってきました。 下手するとね、外資系やその他大手に宣戦布告することにもなりそうな、 そんな感じです。 宣伝するのはあんまり嬉しくないんだけれども一応説明はここ。 musicField やばいなぁ… 守備範囲が広範すぎて、流れがどう変わるのか読めないんだけど、 もしハマったら、小さいところは軒並み欠片すら没収になるなぁ。 ていうか、大きいところも、パイを取られることになるんだろうなぁ。 WEB戦略立案の腕を問われる局面でもあるけれども、 純粋に不安で仕方ない… (てか、思いつく戦略は全部自分の仕事量に跳ね返るのだ…) うーん、 どうすんべか。

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河原町通りご通行中のデモに一言、言わせていただきたい。

いやまぁ、あんまり多くの人を敵に回すのは得策ではないわけだが、 しかし、これだけは言っときたい。 てめーら休みでも俺ら働いてんだよ!(怒) 気分良さそうに、とりとめない要望を繰り返すのも、 気持ちよさそうにテーマソング歌うのも良いけどよ、 お前ら周りの人間のことも考えてんのか、と激しく問いつめたい。 もうね、仕事にひとっつも集中できねぇ。 コーディングなんか1行もすすまねぇよ。 真面目にやる気があるのかどうか知らないけど、 ただデモすることが新鮮で嬉しそうにしてるお前ら見てると腹立ってくるんだよ! ただ、みんなで騒ぎながら歩きたいだけとちゃうんかと。 仮装してにやにや笑ってんじゃねえよ。 ここで、お前らのデモを我慢して聞いてたら、なんか良いことあるんかと。 馬鹿も休み休み言え。

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最近凹むことと言えば。

最近滅多に凹まないんですけど。 若干、凹みがちなことと言えばやっぱり、仕事関係のこと。 それも、ミスとか失敗とかそういうことではなくて、 (そういうのは対策を講じてる内に凹みも忘れる) 主に、仕事環境やその他問題について、社長なりスタッフなりに訴えること。 メール書いてる自分も分かってるんだよね、大体、良策なんて無いってことは。 でも、上に何も言わなきゃ何も動かないのが中小企業。 だって、監視組織も総務も何にもないんだから。 おかしいぜ、って言われて初めて気付く世界。 例えば、エアコンがどんなにきかされてても、 おかしいぜ、って誰かが言わないと是正されないのが中小企業。 去年は、『客が暑いから』って言う論理に負けて、かなりの妥協をしました。 でも、本当は知ってるんです、暑いのは客じゃなくてスタッフだったって事を。 だって、店の奥は極寒だったもの。 客で来た友達は、『店寒いね』って言ってたもの。 腕さすりながら中古掘ってる客見かけたもの。 それでも、社長が気が付かなきゃ何も変わらん、それが中小企業。 ぼかあ別に寒がりでも冷え性でも、冷え性の女の子に取り入るんでも何でもないんですよ、 ただ、何でここまでする必要があるのか納得させて欲しいってだけ。 寒がりでも冷え性でもないのに寒いんだもの。 スタッフの片方が寒くて片方が暑くて、寒い方だけ我慢するってのは正しいんか?と。 こっちもある程度我慢するから、そっちもある程度我慢しようや、 それが、大人の社会ってもんでしょう。 相手が折れないなら、より強いデータを示した方が勝ち。 それが大人の喧嘩ってもんでしょう。 主観と推測の中間で押し切るのは、フェアじゃない。 そういう主張をね、僕はするわけですよ。 辞めさせられるもんなら辞めさせてみろよ、ていう傲りもあるかもしれんね。 今の仕事をやれるのは自分だけで、後釜も多分そうはいないと思ってるから。 いかんいかん、そういう尊大な態度だけは、 でも、そこまで捨て身にならんと誰もきいちゃくれんのよ。忙しくて。 経営苦しんだから、ちょっとのことは個人で何とかしろと。 いや、分かりますけどね。 それは、モチベーションをデフレスパイラルに持ってくだけですんで。 僕は、言うんです。 ただね…そういう主張をすると、どうしたって凹むんです。 言われた方が、カッと来てないか、困ってないか。 気にするわけですよ。これでも。 もっといい言い回しがあったんじゃないか、 いやアレくらい言わにゃわからんでしょ、みたいな葛藤。 人に文句を言うなんて、僕だってしたくはない。だから、凹む。 でも、大小に依らず、言わなきゃ通らない状況ってのはあるでしょ。 論理に納得して服従するのは仕方ないし、それはいいわけ。 白黒つけようぜ、と。 思うわけです。 最近アメリカで、自社情報をblogで公開した社員を解雇するのが流行ってますが まさかこんな事で解雇されたりせんだろうな(苦笑) まぁそんなコトする会社なら、先は見えてるんでどうでもいいんですけど。 たかがエアコンの温度くらいで大騒ぎする自分も自分だけど、 これはね、その問題ひとつの事じゃないんだよね。 納得して、全力を尽くしたい。ただそれだけ。 何度も言ってるけど、 納得しさえすれば、僕は休みなんか無くたって文句言いませんよ。 僕はそういうタイプの人間ですから。

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